厄払いは自分でできるのか?専門家の住職が解説

水野行清

厄払いは、一般的には神社やお寺で専門の神職や僧侶に行ってもらうものですが、実は自分で行うことも可能です。

自宅で厄払いを行う際には、いくつかの方法や手順があり、それに従うことで厄除け効果を期待することができます。

以下では、自分でできる厄払いの方法について詳しく説明します。

目次

自宅で行う厄払いの方法

自宅で厄払いを行う場合、神社での正式な厄払いほどの規模や儀式は必要ありませんが、日常生活に取り入れやすいシンプルな方法があります。

これらの方法は日常的な厄除けとしても役立ちます。

塩を使った厄払い

塩は古くから邪気を払う力があるとされており、自宅で厄払いを行う際の基本的なアイテムです。

以下の手順で、塩を使った厄払いを行うことができます。

  • 玄関に塩をまく:厄除けの塩として、玄関に少量の塩をまくことで、外からの厄を払うとされています。特に新月の日に行うと効果が高いとされます。
  • お清めの塩風呂:バスタブに天然塩を一握り入れ、お湯に溶かして入浴することで、体に溜まった厄を落とす効果があるとされています。お風呂に入る際は、心を落ち着け、厄払いの意識を持って入浴することが重要です。
  • 盛り塩:家の四隅や玄関などに盛り塩を置くことで、悪い気や厄を防ぐとされています。盛り塩は毎日交換することが推奨されます。

お香や線香を使った厄払い

お香や線香の煙も厄を払う効果があるとされています。

神社やお寺では、護摩やお祓いで使われることも多いお香や線香ですが、これを自宅で使用することも可能です。

  • 部屋の浄化:家の中に溜まった厄や悪い気を払うために、部屋全体にお香の煙を行き渡らせます。窓を少し開けて換気しながら、悪い気が外に出ていくイメージを持ちながら行います。
  • 身体のお清め:自分自身をお香や線香の煙で浄化することもできます。心を静め、お香や線香の煙を自分に向けてまとうことで、心身の厄払いができます。

お札やお守りの力を借りる

神社やお寺でいただいたお札やお守りを自宅に置くことでも厄払いの効果を得ることができます。

特に厄除けのお札やお守りは、強い厄払いの力が宿るとされており、玄関やリビング、寝室などに配置すると良いでしょう。

  • お札の配置:神棚がある場合はそこに祀るのが理想ですが、ない場合でも清潔な場所にお札を置くことで、日常生活で厄を払う力を借りることができます。
  • お守りの持ち歩き:外出時には厄除けのお守りを身に着けることで、外での厄を遠ざけ、無事に帰宅するための守りとなります。

祝詞(のりと)を唱える

祝詞とは、神道の儀式で唱えられる言葉で、神々に感謝や祈願を捧げるためのものです。

厄払いの際には、神社で使われる祝詞を自分で唱えることで、自宅でも厄除けの儀式を行うことができます。

  • 大祓詞(おおはらえのことば):厄除けや罪や穢れを祓うための代表的な祝詞です。日本語の文としても比較的分かりやすく、何度も繰り返して唱えることで心が整い、厄払いの効果が高まるとされています。祝詞を唱える際は、心を落ち着け、静かな環境で行うのが良いでしょう。

厄払いを自分で行う際のポイント

自分で厄払いを行う際には、いくつかのポイントを押さえることで、効果を高めることができます。

  • 心を込める:厄払いを行う際には、ただ形だけを真似するのではなく、自分の心を整え、強い意識を持って行うことが大切です。心から厄を払い、良い運気を呼び込む気持ちを込めて行いましょう。
  • 環境を整える:自宅で厄払いを行う前に、部屋の掃除や片付けを行い、清潔な環境で厄払いを行うと効果的です。清潔な場所は、良い気が宿りやすいため、厄払いの効果が高まります。
  • タイミングを選ぶ:厄払いを行うタイミングも重要です。できれば、新月や大安の日、節分などの節目に行うことで、より良い効果を期待できます。

まとめ

厄払いは神社やお寺で行うのが一般的ですが、自宅でも手軽に行うことが可能です。

塩やお香、祝詞などを活用し、心を込めて厄払いを行うことで、悪い運気を取り除き、日常生活においてもスムーズな流れを作ることができます。

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