※本記事は医学的診断や治療を行うものではありません。症状が続く場合は必ず医師の判断を優先してください。

【この記事の要約】
① まずは医療を最優先:原因確認が第一歩
② 不安の整理:心と体の状態を客観視する
③ お祓いの役割:安心を取り戻す「きっかけ」
※重要:必ずお読みください
本記事は医学的診断や治療を否定するものではありません。強い不調や精神的な症状がある場合は、必ず医療機関での受診を最優先してください。本記事は恐怖を煽るものではなく、不安を整理するための情報提供を目的としています。
原因不明の体調不良はお祓いで治るのか?まず知ってほしい結論
住職として最初にお伝えしたい結論があります。
- 体調不良の多くは医学・生活習慣に原因がある
- 不安が強まると「霊的な原因」と考えてしまうのは自然な反応
- お祓いは治療ではなく「心を整えるための補助的な役割」
「病院では異常なしと言われた」「なぜか不調が続く」――このような状況になると、人は原因を探し始めます。
しかし、ここで大切なのは恐怖で判断しないことです。
医学・生活習慣・ストレス・心の状態を整理したうえで、安心のために祈りやお祓いを活用する。この順番が、最も安全で健やかな考え方です。
病院で異常なし=霊障?原因不明の体調不良はなぜ起こるのか
「検査では異常なし。でもつらい」——この状態は決して珍しいことではありません。
実は、現代の医療・科学の視点で見ると、数値化しにくい次のような原因が潜んでいることが多いのです。
- 自律神経の乱れ:ストレスや気圧変化によるもの
- 慢性的な睡眠不足:脳が常に警戒モードになっている
- 脳の過敏反応:過去のストレスから痛みを感じやすくなっている
- 生活習慣:スマホによる眼精疲労や首の緊張
つまり、「原因がない」のではなく、「今の医学検査では見えにくい理由」が体や心には必ずあります。ここを理解するだけでも、霊的な恐怖への依存を減らし、不安を大きく軽減できます。
除霊やお祓いで本当に体調は良くなるのか?
これは検索でも非常に多い質問ですが、結論からお伝えすると、お祓いは医学的治療の代わりにはなりません。
ただし、お祓いによって「得体の知れない恐怖」が整理され、心身の緊張が緩むことで、結果的に「体が楽になった」と感じる方が多いのも事実です。あくまで「安心を取り戻すためのきっかけ」として捉えてください。
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まず知っておきたい「お祓い」と「除霊」の違い
ネット検索では混同されがちですが、本来の意味には違いがあります。ここを整理するだけでも、不必要な恐怖を減らすことができます。
● お祓い(おはらい)
心身や環境を清め、本来の健やかな状態へ戻すための儀式。神仏の加護をいただき、前向きな「区切り」を作ります。
● 除霊(じょれい)
霊的な存在の影響を取り除くとされる行為(一般的な俗称)。「憑いているから取る」という対立的なニュアンスを含みます。
住職として大切にしているのは、「今、不安を感じているあなたの心を整えること」です。恐怖を煽る必要はどこにもありません。
吐き気・頭痛は霊的影響なのか?症状から見る原因の整理
医学的な視点とスピリチュアルな捉え方を整理して比較します。どちらか一方に偏るのではなく、冷静に見比べることが重要です。
| 症状 | 医学的な主な要因 | スピリチュアルな捉え方 |
|---|---|---|
| 吐き気 | 自律神経の乱れ・胃腸不調・気圧 | 場所の相性・気の乱れ |
| 頭痛 | 肩こり・眼精疲労・睡眠不足 | 緊張・エネルギー過多 |
| 不眠 | ストレス・スマホ・カフェイン | 不安の増幅・過敏状態 |
| 倦怠感 | 過労・栄養不足・自律神経 | エネルギー低下と表現される |
※スマホでご覧の方は、表を横にスクロールしてご確認ください。
1. 吐き気・気持ち悪さと除霊の関係
「特定の場所に行くと気持ち悪くなる」「急に吐き気がする」という場合、まずは身体が疲れていないかを確認しましょう。

【チェックポイント】
- 医学的視点:自律神経の乱れ、気圧変化、ストレスによる胃腸の反応。
- 住職の視点:「悪い気」を疑う前に、睡眠不足や疲労が極限に達しているケースが多く見られます。
- 対処法:スマホを置き、深く静かに呼吸を整えてください。それだけで和らぐこともあります。
2. 頭痛とお祓いの関係
頭痛は目に見えない痛みのため、「何か霊的な影響では?」と感じやすい代表的な症状です。
【チェックポイント】
- 原因の整理:多くは眼精疲労、肩こり、睡眠不足による緊張型頭痛です。
- 不安の影響:「憑かれているかも」と強く思い込むことで、無意識に筋肉が強張り、痛みが悪化することがあります。
- 住職の視点:お祓いによって「安心」を得ることで身体の緊張が解け、結果的に頭痛が和らぐ方もいらっしゃいます。
対処法:まずは首元を温め、血流を改善してください。長時間のスマホ使用を控えることも重要です。
3. 不眠・眠れない状態とスピリチュアル

【チェックポイント】
- 原因の整理:夜間のスマホ、脳の過覚醒、ストレス。
- 住職の視点:「夜は霊が来る」と怖がるほど、脳は警戒を強めて覚醒します。
- 安心の処方:眠れない理由を怖いものに結びつけないことが、回復への第一歩です。
対処法:「眠れなくても目を閉じているだけで体は休まる」と自分を許してあげてください。
4. 倦怠感・体が重いときの考え方
- 医学的視点:慢性疲労、栄養不足、気圧による自律神経の乱れ。
- 住職の視点:「体が重い=霊の仕業」と考えるより、まずは「頑張りすぎている自分」を認めて休ませることが先決です。
5. めまい・動悸・息苦しさ
突然のめまいや動悸は非常に怖いものです。しかし、これらは不安神経症や自律神経の乱れと密接に関係しています。
原因を冷静に理解すること自体が、お祓いと同じくらい「安心」という薬になります。

【図解】医学とスピリチュアルの役割分担
原因不明の不調に向き合うときは、どちらか一方に偏るのではなく、それぞれの役割を整理することが大切です。
【医学・科学】
(土台・必須)
● 身体の原因を探る
● 神経・脳のケア
● 客観的な治療
【祈り・お祓い】
(支え・きっかけ)
● 心の安心を取り戻す
● 恐怖のループを断つ
● 前向きな区切りを作る
この「両輪」が揃うことで、健やかな日常へ戻りやすくなります。
医療を土台に、安心を支える補助として祈りを活用する。これが、妙瀧寺が最も大切にしている安全な考え方です。
精神的な不調と除霊・お祓いの正しい向き合い方
心の不調は目に見えないため、「特別な原因があるのでは」と考えてしまいがちです。うつ状態や適応障害、統合失調症などの治療を続けながら、心の整理として相談に来られる方も多くいらっしゃいます。
住職として、以下の3点を常にお伝えしています。
- 精神的な症状は決して恥ずかしいことではない
- 心身の疲労や環境ストレスが複雑に絡み合っていることが多い
- 医療・心理的サポートを最優先し、中断しないこと
① 理由のない不安・恐怖感
不安は脳の自然な防御反応です。「何かの予兆かも」と怖がるほど脳は警戒を強めます。
② 急な落ち込み・無気力
心が「休んでください」と出しているサインです。専門機関の力を借りることが回復の近道です。
③ イライラ・感情の乱れ
お祓いは「感情をリセットし、自分を取り戻す区切り」として活用してください。
【精神疾患とお祓いの明確な線引き】
精神疾患は適切な医療ケアが必要です。お祓いや除霊が治療の代わりになることは絶対にありません。医療を主軸に、祈りは「心を支える杖」として並行することが大切です。
金縛り・悪夢・気配を感じるのは霊的影響?現象の正体と対処法
「金縛りにあった」「誰かに見られている気がする」——こうした体験は強い恐怖を伴いますが、現代ではその多くが科学的・心理的に説明できる現象であることが分かっています。
大切なのは、恐怖に支配されるのではなく、「理解」することで心を守ることです。

1. 金縛りは霊の仕業なのか?
医学的には、金縛りは「睡眠麻痺(すいみんまひ)」と呼ばれる現象です。
- メカニズム:脳は起きているのに、体は眠っている(レム睡眠)状態で起こります。
- 幻覚の正体:脳が半分夢を見ている状態のため、黒い影や人の気配、圧迫感を感じることがあります。
- 住職の視点:生活リズムの乱れや過度の疲労が引き金になることがほとんどです。「霊のせい」と決めつけず、まずは十分な休息を。
2. 悪夢や「視線」を感じる理由
● 脳の防衛本能
暗闇や静寂の中では、脳は生存のために「小さな異変」を敏感に察知し、最悪の事態(危険な存在)を想像しやすくなります。
● 心の整理作業
悪夢は、日中に処理しきれなかった不安やストレスを脳が整理している過程です。悪い前兆ではありません。
3. 家にいると体調が悪くなる場合(住環境の改善)
「この部屋にいると重苦しい」と感じる場合、霊的な問題を疑う前に、まずは物理的な環境を整えてみましょう。
- 換気:窓を開け、空気の滞留を解消する。
- 採光:照明を明るくし、カーテンを開けて日光を入れる。
- 断捨離:不要な物を片付け、埃やカビの対策を行う。
住職として多くのお宅を見てきましたが、掃除と換気だけで空気感がガラリと変わることは珍しくありません。物理的な清浄さが、心の安心に直結します。

除霊・お祓いと体調不良に関するよくある質問(FAQ)
実際に寄せられることの多い疑問に、住職の視点でお答えします。
Q:お祓いの後に体調が悪化するのは「好転反応」ですか?
A:スピリチュアルな文脈で好転反応と呼ばれることもありますが、実際には「緊張が解けたことによる疲労感」や「自律神経の反動」であるケースがほとんどです。お祓い後は無理をせず、ゆっくりと身体を休めることを最優先してください。
Q:霊障(れいしょう)と自律神経失調症はどう見分ければいいですか?
A:まずは医療機関で診断を受けることが唯一の確実な方法です。数値や検査に異常がなくても、自律神経の乱れであれば生活改善や治療で緩和します。最初から「霊障だ」と決めつけず、まずは身体の声を専門医に聞いてもらってください。
Q:お祓いは何回くらい受ける必要がありますか?
A:回数に決まりはありません。大切なのは「本人の心が納得し、前を向けるか」です。何度も繰り返すことを強要するような場所は避け、ご自身が「これで安心できた」と思えるタイミングを大切にしてください。
Q:家族全員が不調なのは霊的な障りでしょうか?
A:まずは住環境(湿気・カビ・換気不足)や感染症、食生活などの共通要因を疑ってください。原因を霊に求める前に、現実的な環境改善を優先することが、結果的に家族の健康を守ることにつながります。
【重要】信頼できる相談先の見分け方
不安なときほど、強い言葉に惹かれやすくなります。相談先を選ぶ際は、次の4つのポイントを必ず確認してください。
- 恐怖を煽らない:「今すぐ除霊しないと大変なことになる」などと脅さないか。
- 医療を尊重する:病院の受診を止めたり、薬の服用を否定したりしないか。
- 料金が明確:不透明な追加費用を何度も請求されないか。
- 意思を尊重する:本人の納得感や「安心」を第一に考えてくれているか。
本来、祈りや儀式は「安心を取り戻すためのもの」です。さらに不安を増やすような場所からは、勇気を持って離れてください。
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まずは自分で確認|症状セルフチェック
- 最近、6時間以上の睡眠が取れていない
- 仕事や人間関係で大きな環境変化があった
- スマホを1日5時間以上見ている
- 「絶対に霊のせいだ」と不安で頭がいっぱいになっている
※複数当てはまる場合は、霊的な問題よりも休息と生活環境の改善が必要なサインかもしれません。
まとめ|大切なのは「恐怖」ではなく「安心」を選ぶこと
原因不明の体調不良は、心や体からの「少し休んでください」という大切なサインであることが少なくありません。
- 不調を感じたら、まずは医療機関への相談を最優先にする
- 生活習慣やストレス環境を見直し、身体の土台を整える
- その上で、お祓いや祈りを「心の安心を取り戻すきっかけ」として活用する
大切なのは、あなた自身がホッとできる方向へ心を戻していくことです。この記事が、少しでもあなたの心を軽くする一助となれば幸いです。
お困りの方へ
原因不明の不調や、一人で抱えきれない不安を抱えている方は、決して自分を責めないでください。医療的なケアを大切にしながら、心の重荷を信頼できる場所へ預けることは、健やかな日常への第一歩です。
水野 行清(みずの ぎょうせい)プロフィール

1976年 大阪府豊能郡生まれ。2013年 日蓮宗松籟山妙瀧寺 第四代住職に就任。父は多数のテレビ番組に出演した祈祷師。代々受け継がれた経験と現代的な視点を融合させ、全国から寄せられる深刻な悩みに対し、一人ひとりに寄り添った解決の糸口を提案している。


