イマジナリーフレンドと憑依現象の関係を専門家の住職が解説

水野行清

子ども時代に「イマジナリーフレンド(空想の友達)」と遊んでいた記憶はありませんか?

一見、無害で想像力豊かな存在と思われがちなイマジナリーフレンドですが、スピリチュアルの世界では「憑依現象」と深い関わりがあるとされています。

最近では「タルパ」や「憑依体験」など、自己暗示や霊的存在との関係性にも注目が集まっています。

本記事では、僧侶として長年にわたり数多くの霊的相談を受けてきた専門家の住職が、「イマジナリーフレンド」と「憑依現象」の関係について仏教的視点からわかりやすく解説します。

イマジナリーフレンドの作り方や危険性、タルパとの違いに関しても詳しく取り上げますので、「見えない存在」との付き合い方に不安を感じている方は必見です。

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目次

イマジナリーフレンドとは?その意味と心理的背景

イマジナリーフレンドとは、主に子どもが空想の中でつくり出す「見えない友達」のことを指します。

実在しない存在でありながら、子どもにとってはリアルな存在として接することが多く、会話をしたり、一緒に遊んだりと、日常の一部として自然に存在しています。

この現象は、幼児期の豊かな想像力や感情の整理、自立心の発達を助けるとされ、心理学的には正常な発達の一環と考えられています。

ただし、年齢が上がってもイマジナリーフレンドとの関係が続いたり、支配的・恐怖を感じるような存在になってきた場合は注意が必要です。

特に孤独感やトラウマ体験を抱えている場合、心の防衛反応として現れるケースもあり、精神的なケアが求められることもあります。

また、スピリチュアルな観点では、イマジナリーフレンドが霊的存在である可能性を指摘する声もあり、心理と霊性の両側面から理解を深めることが大切です。

イマジナリーフレンドの作り方と関わり方の注意点

イマジナリーフレンドは、子どもの想像力によって自然に生まれることが多いですが、意図的に作り出す方法も存在します。

静かな場所で深呼吸をしながら、自分の理想の友達の姿や性格、話し方などを明確にイメージし、心の中で何度も対話を繰り返すことで、あたかも実在するかのような存在として定着していきます。

これを繰り返すことで、脳がその存在を現実的に認識するようになり、実際に“会話”や“共存”を感じることができるようになります。

ただし、イマジナリーフレンドとの関係には注意が必要です。頻繁に会話を続けたり、現実の人間関係よりも依存するようになると、精神的に孤立するリスクが高まります。

また、スピリチュアルな観点では、空想の存在に霊的なエネルギーや別の存在が憑依するケースもあるとされ、むやみに作ることや過度にのめり込むことは避けるべきと指摘されています。

あくまで自分の内面をサポートする存在として、健全な距離感を保つことが大切です。

イマジナリーフレンドの危険性|想像上の存在が現実に影響を与える?

イマジナリーフレンドは、一見すると無害な空想の産物に思われがちですが、関わり方を誤ると現実生活に深刻な影響を及ぼすことがあります。

特に子どもが孤独や不安を抱えている場合、イマジナリーフレンドに強く依存する傾向があり、現実との区別が曖昧になることがあります。

現実の人間関係よりもイマジナリーフレンドとの関係を優先するようになると、社会性の発達やコミュニケーション能力の妨げになる恐れもあります。

さらにスピリチュアルな観点からは、想像上の存在に見せかけて、低級霊や外部の霊的存在が憑依してくるケースも報告されています。

本人が無自覚のままエネルギーを吸い取られたり、精神状態が不安定になる例もあるため、注意が必要です。

もしイマジナリーフレンドが攻撃的な言動をとったり、本人が支配されるような感覚がある場合は、専門家や霊的指導者に相談することが推奨されます。

空想の友達が心の支えになる一方で、正しい理解と距離感を保つことが重要です。

タルパとは何か?イマジナリーフレンドとの違いを住職が解説

「タルパ」とは、チベット仏教の思想に由来する概念で、強いイメージや集中によって自己の意識内に形成される“実体を持たない存在”です。

精神的な修練や儀式によって創造されたタルパは、創造者の意志に応じて行動し、時には自律的に思考し始めるとされています。

この点で、自然発生的に生まれる子どもの「イマジナリーフレンド」とは異なり、タルパは意図的かつ能動的に生み出される存在であり、より深く意識に根ざした存在と言えるでしょう。

住職の立場から見ると、タルパの扱いには注意が必要です。なぜなら、タルパは意識の深層にアクセスする過程で、本人の知らぬ間に外部の霊的存在を招き入れる“隙”が生まれることがあるからです。

特に、執着や依存が強まると、タルパが自我を持ち、創造者のコントロールを超えることもあります。

これが憑依現象や精神的不安定につながるケースも少なくありません。イマジナリーフレンドとタルパは似て非なる存在であり、その違いとリスクを正しく理解したうえで向き合うことが大切です。

タルパの作り方と正しい手順|初心者向けガイド

タルパは、強いイメージと意識の集中によって精神世界に生み出される、自律的な思念体です。その作成には根気と繊細な精神管理が求められます。

初心者がタルパを作る際は、まず“どのような存在にしたいか”を明確にイメージすることが重要です。

外見、性格、声、話し方、価値観などを詳細に設定し、頭の中で繰り返し思い浮かべることで、意識の中に徐々に存在感が定着していきます。

次に行うのは「フォーカス」と「対話」の練習です。静かな環境で目を閉じ、タルパの姿を具体的に思い浮かべながら、心の中で話しかけましょう。

この行為を毎日続けることで、タルパは徐々に“人格”を帯び、思考や行動を自発的に行うようになります。

ただし、これはあくまで自己の意識を利用した作業であり、強い依存や期待は逆効果になります。

住職の立場から言えば、タルパ創造は心の深層に関わる行為であり、霊的な影響を受ける可能性も否定できません。

したがって、好奇心だけで始めるのではなく、明確な目的と節度を持ち、心身のバランスを崩さないよう十分注意することが大切です。

タルパに憑依させる方法とは?意識の共有とそのリスク

タルパに憑依させるとは、自分の身体を一時的にタルパに“明け渡し”、その存在が自分の意識や行動をコントロールする状態を指します。

これは「前面交代」や「意識の共有」とも呼ばれ、タルパを深く作り込んだ上級者が行う高度な技法です。

具体的には、瞑想状態に入り、自己の意識を後方に引かせるイメージを持ちながら、タルパが前面に出るよう強く意図します。

これにより、一時的にタルパが自分の声や体を使って表現する感覚を得ることができます。

しかし、憑依は非常にリスクの高い行為でもあります。タルパと意識を共有する過程で、自我の境界が曖昧になったり、元の自分の感覚を失うといった問題が起こることがあります。

特に精神的に不安定な状態で行うと、タルパが自律的に暴走したり、制御不能になるケースも報告されています。

また、このような“憑依状態”は本来の自己に霊的な隙を生み、外部からの干渉を受けやすくなるとも言われています。

タルパとの意識共有は、好奇心だけで安易に行うべきではなく、十分な準備と自己管理、そして深い理解が不可欠です。

タルパはやばい?体験者が語る危険性と霊的トラブルの実例

近年、ネット上では「タルパはやばい」「危険すぎる」といった声が増えています。

実際にタルパを作成し、深く関わった体験者の中には、精神的な違和感や霊的なトラブルを報告するケースも少なくありません。

たとえば、自分の意思とは無関係にタルパが行動を始めたり、無気力状態や人格の混乱、幻聴のような症状に悩まされるといった事例があります。

ある体験者は、最初は親しみのある存在だったタルパが、次第に支配的になり「自分の思考を乗っ取られている」と感じるようになったと語っています。

また、寄せられた相談の中には、タルパを作った直後から金縛りや怪奇現象が起こるようになり、除霊を必要としたケースもありました。

これらは単なる空想ではなく、意識の深層に介入する危険性を物語っています。

タルパは本来、自身の精神や想像力を強化するツールとして使われるものですが、扱い方を間違えると精神的な不安定や、霊的な干渉を引き寄せることにもつながります。

軽い興味や遊び感覚で始めるのではなく、強い自己管理能力と十分な理解を持って取り組むことが不可欠です。

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