霊がついた時の症状とは?専門家の住職が解説

水野行清

霊がついた時(霊に憑依された場合)の症状は、精神的、感情的、身体的な異常や不調として現れることがあります。

これらの症状は、個々の霊や憑依される人の感受性、霊的な状況によって異なるものの、一般的に共通するいくつかの兆候があります。

以下に、霊がついた時に見られる典型的な症状を詳しく解説します。

目次

身体的な症状

極度の疲労や倦怠感

霊に憑かれた場合、理由もなく強い疲労感や倦怠感を感じることがあります。

これは霊が体のエネルギーを吸収しているためとされ、十分な休息を取っても疲労が取れない場合があります。

体力が急激に低下したり、異常なほどのだるさを感じるのは、霊的な影響が原因と考えられます。

頭痛や身体の痛み

憑依された人は、特に原因不明の頭痛や身体の一部に痛みを感じることがあります。 

これは、霊的なエネルギーが体の特定の部分に影響を与えているためとされます。

頭の後ろや肩、首に痛みが集中することが多く、慢性的な痛みが続く場合には、霊的な干渉が考えられます。

体温の異常な変化

体温が急激に変わることも霊がついた時の兆候です。

例えば、手足が急に冷たくなったり、逆に体が熱く感じることがあります。

このような体温の変化は、霊的なエネルギーが影響している証拠とされ、特に寒気や冷たい風を感じる場合は霊が近くにいる可能性が高いです。

睡眠障害や金縛り

霊がついている時、睡眠が不安定になり、不眠や悪夢を繰り返すことがあります。

寝ている間に金縛りにあったり、目が覚めると異常に疲れていると感じることも、霊的な干渉の一つと考えられています。

金縛り中に、目の前や周囲に何かの気配を感じる場合、それが霊的な存在の影響かもしれません。

体重の急激な変動

霊的なエネルギーが影響を与えると、体重が急に増えたり減ったりすることがあります。

通常、理由がなく急激に体重が増えたり減ったりする場合は、霊の影響が体に何らかの負荷をかけている可能性があります。

精神的・感情的な症状

不安感や恐怖感の増大

霊に憑かれていると、強い不安感や恐怖感を覚えることがあります。

特に理由もなく強烈な恐怖を感じたり、周囲の人や物に対して過敏に反応してしまうことがあります。

夜中に強い不安を感じたり、知らない場所で急に怖くなるのは、霊的な影響を受けている可能性が高いです。

感情の不安定さ

突然感情が不安定になり、激しい怒りや悲しみを感じることがあるのも、霊がついた時の症状の一つです。

普段は穏やかな性格の人が、突然攻撃的になったり、抑えられない悲しみに襲われたりすることがあります。

感情の波が激しくなるのは、霊的な影響が強いサインとされています。

抑うつ感や無気力

霊に憑かれると、普段元気な人でも突然無気力になり、何をするにも興味がわかないと感じることがあります。

この抑うつ感は、深刻な場合には精神的な病気と見分けがつかないほどになることもありますが、原因不明で抑うつ状態が続く場合、霊的な影響が疑われることがあります。

自殺願望や破壊的な行動

強い憑依がある場合、突然自殺願望や自傷行為への衝動が生じることがあります。

これは、霊的な存在がその人を自滅に導こうとしている可能性があり、非常に危険です。

特に、普段そのような考えがない人が突然このような衝動に駆られる場合、霊的な介入があるかもしれません。

記憶の混乱や意識の喪失

憑依が深刻になると、記憶が混乱したり、意識が部分的に失われることがあります。

たとえば、何をしていたかを思い出せない、時間が飛んだように感じるなど、時間や場所の感覚があいまいになることがあります。

また、誰かに「いつもと違う」と言われたり、自分でも行動や思考が普段とは違うと感じることがあるかもしれません。

行動や習慣の変化

突発的な行動の変化

霊に憑かれると、普段とは違う行動をとるようになることがあります。

急に普段しないような行動をする、突然怒りっぽくなる、または逆に過剰に優しくなるなど、周囲から見て明らかに変わったと感じられる場合、それは霊の影響である可能性があります。

好みや習慣の変化

突然食事の好みが変わったり、趣味がまったく異なるものに変わる場合も、霊的な影響が考えられます。

特に故人の霊が憑依している場合、その人の好みや性格に近づくとされています。

例えば、好きだった食べ物が急に嫌いになる、逆に食べなかったものを急に好むようになるなどの変化です。

悪習への依存

霊が憑くことで、突然アルコールやタバコ、ギャンブルなどの悪習に依存することがあります。

特に、これまで依存傾向がなかった人が急にこれらの悪習に走る場合、それは霊的な存在が影響を与えている可能性があります。

周囲の環境に現れる症状

家や部屋の異常現象

霊がついていると、自分がいる場所や住んでいる家にも異常現象が起こることがあります。

電気機器の故障や、電球が頻繁に切れる、ドアや窓が勝手に開閉する、物が勝手に動くといった現象は、霊が関与している可能性があるサインです。

動物や子供の反応

ペットや子供は、霊的な存在に敏感であるとされています。霊がついている場合、動物や子供が不安になったり、見えない何かに向かって吠えたり泣き出すことがあります。

動物が突然何もない場所に向かって唸ったり、警戒するような行動を見せた場合、霊がその場にいる可能性があります。

霊がついた時の対処法

お祓いを受ける

最も一般的な対処法は、神社や寺院でお祓いを受けることです。

神職や僧侶による正式なお祓いを受けることで、霊的な存在を取り除き、清めてもらうことができます。

浄化を行う

自宅や体を浄化するために、塩やお香(特にホワイトセージやパロサント)を使うことが効果的です。

また、聖水や浄化用のクリスタル(例:水晶、アメジストなど)を使って霊的なエネルギーを清めることも有効です。

これらのアイテムは、霊的な浄化や保護に役立つとされており、定期的に使用することで霊的な影響を軽減することができます。

信頼できる霊媒師や専門家に相談する

霊的な影響が強く、日常生活に支障をきたしている場合は、信頼できる霊媒師やスピリチュアルカウンセラー、除霊を専門とする人物に相談することが推奨されます。

彼らは、霊的な問題を適切に解決するためのアドバイスや除霊、浄化の手順を提供してくれます。

守護霊や神仏に助けを求める祈り

自分自身でできる方法として、守護霊や神仏に助けを求める祈りや瞑想を行うことが効果的です。

心を落ち着けて、霊的な加護を祈り、浄化を願うことで、霊的な影響を軽減させることができるとされています。

毎日短時間でも祈りや瞑想を続けることで、心身のバランスを取り戻し、霊的な防御を強化することが期待されます。

自分のエネルギーを整えるセルフケア

霊的な影響を防ぐためには、自己のエネルギーを強化することが重要です。

バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な睡眠を取り、健康的なライフスタイルを維持することで、霊的な攻撃を受けにくくなります。

また、心身を浄化するために、定期的に入浴や自然の中でのリフレッシュを取り入れることも効果的です。

霊がつかないようにするための予防策

心身を常に清潔に保つ

霊がつきやすいとされるのは、心身が穢れている時や疲れている時です。

日常的に体を清潔に保ち、疲れを感じた時には十分な休息を取ることが、霊の憑依を防ぐための一つの手段です。

ポジティブなエネルギーを保つ

ネガティブなエネルギーは、霊的な存在を引き寄せるとされています。

ポジティブな考えや行動を心がけ、精神的なバランスを保つことで、霊的な影響を防ぐことができます。

また、周囲との調和を大切にし、感謝の気持ちを持つことも霊的な保護につながります。

神社や寺院で定期的にお祓いを受ける

霊的な影響を防ぐためには、定期的に神社や寺院でお祓いを受けることも効果的です。

特に厄年や運勢が下がる時期には、厄払いを行い、穢れを取り除くことが推奨されます。

また、日常的に参拝を行い、加護を求めることも良い方法です。

まとめ

霊がついた時には、さまざまな身体的、精神的、感情的な症状が現れることがあります。

原因不明の疲労感や頭痛、感情の不安定さ、急激な行動の変化など、日常の中で異常を感じた場合には、霊的な影響が考えられます。

こうした兆候を感じた時には、早めに対処することが重要であり、専門家に相談したり、浄化やお祓いを受けたりすることで霊的な影響を取り除くことが可能です。

また、霊がつかないようにするためには、日常生活の中で心身の清潔を保ち、ポジティブなエネルギーを維持することが大切です。

定期的なお祓いや浄化を取り入れ、霊的な防御を強化することで、心身ともに健やかで穏やかな日常を保つことができます。

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