供養しても成仏できない霊を癒す方法:浄霊とは?専門家の住職が解説

水野行清

供養を行っても成仏できない霊が存在する場合、浄霊(じょうれい)という方法が成仏への手助けになるとされています。

浄霊とは、霊的な浄化や癒しを行い、霊が迷いを解き、安らかに成仏できるようにするための儀式や霊的な行為を指します。

通常の供養では十分でない場合や、霊が強い執着や怨念を持っている場合に、専門的な浄霊が必要になることがあります。

ここでは、浄霊の概要と成仏に導くための詳細な方法について解説します。

目次

浄霊が必要な霊とは

浄霊が必要とされるのは、一般的な供養や祈りでは成仏できない霊です。

以下のような霊が該当します。

  1. 強い執着や怨念を持つ霊
    生前に大きな苦しみや不満を抱えていた霊は、亡くなってもそれを手放すことができず、成仏できない場合が多いです。このような霊は、供養だけでは心が癒されず、さらなる霊的な浄化が必要とされます。
  2. 事故や事件で突然亡くなった霊
    不慮の事故や事件で亡くなった霊は、自分が死んだことを理解できず、現世に留まり続けることがあります。このような霊は、死の受容を促し、霊的なサポートを行う浄霊が必要です。
  3. 助けを求め続けている霊
    家族や友人に助けを求め続けている霊も、成仏に至らず現世に留まり続けます。このような場合、浄霊によって霊がその執着を解放し、安らかに成仏できるようサポートすることが必要です。

浄霊の具体的な方法

浄霊には、さまざまな方法があり、霊の状態や状況に応じて行われます。

以下に代表的な浄霊の方法を紹介します。

仏教儀式による浄霊

仏教の僧侶が行う浄霊儀式は、霊を慰め、安らかに成仏へと導くための伝統的な方法です。

僧侶による読経や供養が行われ、霊に向けて祈りを捧げます。

特に、法要や追善供養といった儀式は、霊の心を癒し、執着を手放す手助けとなります。

仏教の教えを通して霊に安らぎを与え、迷いから解放することを目的としています。

浄霊師や霊媒師による浄化

浄霊師や霊媒師は、霊との対話や浄化の技術を持ち、霊を安らかに成仏させる手助けを行います。

霊媒師は霊の意志や想いを確認し、残された家族や関係者にそのメッセージを伝えることで、霊の未練を解消することがあります。

霊媒師の浄化によって霊が心の平安を取り戻し、成仏へと向かうことができます。

祈祷や護摩焚き(ごまたき)

護摩焚きとは、炎を用いて浄化の祈祷を行うもので、主に密教で用いられます。

霊の迷いを払うため、護摩(ごま)という特別な儀式で火を焚き、霊の執着を浄化します。

火は浄化の象徴であり、迷いや執着を焼き尽くすとされています。

この儀式は強力な浄霊方法のひとつであり、特に深い怨念や執着を持つ霊の浄化に効果があるといわれます。

浄化グッズを用いた浄霊

クリスタルや塩、香(お香)などの浄化アイテムを使って霊の浄化を行うこともあります。

これらのアイテムは、霊を落ち着かせ、安らぎを与える作用があるとされています。

塩や水晶は、特に強い浄化力を持ち、霊的なエネルギーを浄化するのに効果的です。

香を焚いて霊を慰めることで、霊が安らぎを感じ、現世から離れる手助けとなります。

浄霊の効果と成仏への影響

浄霊によって霊の執着や怨念が浄化されると、霊は次第に安らぎを感じ、成仏への道が開けていきます。

浄霊は霊に対して深い安心感や平穏をもたらし、現世への未練を解消させる効果があります。

また、残された家族や関係者にとっても、霊が安らかに成仏することで心の平安が得られるため、浄霊は生者にとっても重要な役割を果たしています。

浄霊を行うタイミングと注意点

浄霊は、霊が特に強い執着や怨念を抱えていると感じた場合や、通常の供養では霊が成仏できないと感じたときに行うのが適しています。

また、浄霊を行う際には、必ず信頼できる霊媒師や僧侶に相談し、正しい手順で進めることが重要です。

誤った方法で浄霊を試みると、霊をさらに不安定にしてしまう可能性があるため、専門家の指導のもとで浄霊を進めることが推奨されます。

まとめ

供養を行っても成仏できない霊がいる場合、浄霊は霊に安らぎと解放を与える効果的な方法です。 

強い執着や怨念を抱えた霊、不慮の事故で亡くなった霊、供養だけでは成仏できない霊に対しては、浄霊師や僧侶の助けを借りて浄霊を行うことが、成仏に向けた一助となります。

浄霊は、霊を安らかに送り出し、残された人々の心にも平安をもたらす大切な儀式といえるでしょう。

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