関東厄除け三大不動はどこか?専門家の住職が解説

水野行清

関東には「関東厄除け三大不動」として知られる三つの強力な不動明王を祀る寺院があります。

これらの寺院は、厄除けや開運を願う多くの参拝者から篤く信仰されています。

関東三大不動は以下の三寺です。

目次

目黒不動尊(瀧泉寺:りゅうせんじ)

東京都目黒区にある目黒不動尊は、正式には瀧泉寺(りゅうせんじ)と呼ばれています。

平安時代に慈覚大師円仁によって開山されたと伝えられ、不動明王を本尊として祀っています。

江戸時代には徳川家康によって江戸五色不動の一つとしても指定され、厄除けや開運の寺として広く知られています。

ご利益

  • 厄除け
  • 災難除け
  • 商売繁盛
  • 家内安全

特徴
目黒不動尊は、特に厄除けや災難除けのご利益が強いとされています。

境内には大きな不動明王像があり、その迫力と霊力を感じることができます。

また、参拝することで不運や悪い運気を祓い、人生の困難を乗り越える力が得られると信じられています。

高幡不動尊(金剛寺:こんごうじ)

東京都日野市にある高幡不動尊は、正式には金剛寺といい、真言宗智山派の大本山です。

奈良時代に創建され、不動明王を本尊とする関東有数の厄除けの寺です。

高幡不動尊は、新撰組の副長として知られる土方歳三の菩提寺としても有名です。

ご利益

  • 厄除け
  • 交通安全
  • 家内安全
  • 商売繁盛

特徴
高幡不動尊は、毎年1月に行われる「初不動大祭」で多くの参拝者が訪れます。

厄年の人々や災難に見舞われている人々が、不動明王の力を借りて災いを祓うために参拝します。

また、境内は四季折々の自然に彩られ、特に新緑や紅葉の季節は美しい景色を楽しみながら参拝できる場所です。

成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)

千葉県成田市にある成田山新勝寺は、1000年以上の歴史を持つ関東屈指の名刹です。

不動明王を本尊とし、全国的に知られる厄除けの寺院です。

成田山新勝寺は、成田空港に近いこともあり、国内外から多くの参拝者が訪れます。

ご利益

  • 厄除け
  • 開運
  • 家内安全
  • 商売繁盛

特徴
成田山新勝寺は特に「成田山のお不動様」として全国に名が知られ、厄除けのために多くの人が参拝します。

また、毎年1月の「成田山節分会」には、著名人や芸能人が豆まきを行うことでも有名です。

境内は広大で、多くの文化財や歴史的建造物が点在しており、参拝者は歴史に触れながら厄除け祈願を行うことができます。

まとめ

「関東厄除け三大不動」は、目黒不動尊(瀧泉寺)高幡不動尊(金剛寺)、そして成田山新勝寺です。

それぞれが強力な不動明王を祀り、厄除けや開運のご利益が強く、多くの人々から篤く信仰されています。

厄年や人生の節目にこれらの寺院を訪れて、厄除け祈願を行うことで、災難を遠ざけ、幸運を引き寄せるとされています。

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