除霊とご祈祷の違いについて、専門家の住職が解説

水野行清
目次

除霊とは?

除霊は、悪霊や邪気、霊的な障害を取り除くための儀式や行為を指します。

除霊は、特に霊的な問題が原因で心身や生活に悪影響が生じているとされる場合に行われます。

主に霊能者や僧侶が行うもので、以下のような特徴があります。

  • 目的: 霊的な存在や邪気を追い払い、正常な状態に戻すこと。
  • 手法: 経典や真言を唱えたり、特定の儀式を行うことで、悪霊や邪気を除去します。具体的には、祈祷、護摩焚き、霊的な道具(例:塩、聖水、護符など)を用いることが多いです。
  • 対象: 個人、家庭、物、場所など、霊的な影響を受けているもの全般が対象となります。
  • 結果: 除霊が成功すれば、霊的な障害が取り除かれ、心身の健康や生活が改善されるとされています。

ご祈祷とは?

ご祈祷は、神仏に対して祈りを捧げる儀式で、加護や願いを叶えるために行われます。

ご祈祷は、特定の問題の解決や、幸福、健康、繁栄を祈願するために行われるもので、以下のような特徴があります。

  • 目的: 神仏に対して加護や願いを祈り、特定の問題の解決や幸福を祈願すること。
  • 手法: 神社や寺院で行われることが多く、神職や僧侶が経典や祝詞を唱え、参拝者の願いを神仏に届けます。護摩焚きや御札、絵馬を用いたりすることもあります。
  • 対象: 祈祷を受ける人やその家族、商売繁盛、病気平癒、交通安全など、幅広い対象があり、個人から企業まで対応します。
  • 結果: ご祈祷が行われた後は、神仏の加護を受け、祈願が成就することが期待されます。

除霊とご祈祷の主な違い

目的の違い

  • 除霊: 霊的な障害を取り除くことを目的とします。悪霊や邪気を追い払い、霊的に健全な状態に戻すことを目指します。
  • ご祈祷: 神仏に祈りを捧げ、特定の願いを叶えることや加護を得ることを目的とします。例えば、健康祈願、安産祈願、商売繁盛などが典型的です。

対象の違い

  • 除霊: 霊的な影響を受けた人、場所、物が対象です。悪霊や霊障があるとされるものに対して行われます。
  • ご祈祷: 一般的には願いを持つ人が対象で、神仏の加護を求めるための儀式として行われます。具体的な霊的問題がなくても行われます。

手法の違い

  • 除霊: 悪霊や霊的な障害を取り除くため、特定の儀式や霊的な道具が使用されることが多いです。場合によっては非常に強力な祈祷や護摩焚きが必要になることがあります。
  • ご祈祷: 神仏に対する祈願の儀式で、主に祝詞や経典が唱えられ、御札や護符などを受け取ることが一般的です。護摩焚きや供物を捧げる儀式も含まれますが、除霊ほどの霊的干渉は目的としていません。

結果の違い

  • 除霊: 成功すれば霊的な障害が取り除かれ、心身や生活に平穏が戻るとされます。
  • ご祈祷: 祈願が成就し、神仏の加護を受けることで、幸運や願いの実現が期待されます。

まとめ

除霊とご祈祷は、どちらも霊的な儀式ですが、その目的や対象、手法には大きな違いがあります。

除霊は悪霊や霊的な障害を取り除くための行為であり、特定の霊的問題に焦点を当てています。

一方、ご祈祷は神仏に対する祈願であり、より広範な加護や願望の実現を目指すものです。

どちらを選ぶべきかは、具体的な問題や目的に応じて決定することが重要です。

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