この記事では、専門家の住職が家のお祓いについて解説します。家のお祓いとは、不運や災いを除去し、家庭に清浄と良いエネルギーをもたらすための伝統的な日本の儀式です。
家のお祓いの種類一貫
❶.家祓(やばらい)
「家祓(やばらい)とは、家庭内に溜まった悪い気や邪気を払い清める日本の伝統的な祭祀です。この儀式は、家の新築、引越し、大きな病気の回復など、新たな始まりや変化の際に行われることが多く、家族の安全と幸福を願って執り行われます。家祓いの方法は、地域や宗派によって異なる場合がありますが、一般的には神職や僧侶を自宅に招き、祝詞を奏上し、塩やお清めの水を用いて家中を清めます。
家祓いには「大祓(おおはらい)」と「月次祓(つきなみはらい)」の二種類があります。大祓は年に二回、特に6月と12月の終わりに行われ、一年の穢れを祓います。月次祓は毎月行われるもので、その月に受けた穢れを払う目的があります。これらの儀式は、家庭内のネガティブなエネルギーを解消し、家族が健やかに過ごせるようにするために重要です。
料金は、実施する神社や寺院、儀式の規模によって異なりますが、一般的には数千円から数万円程度が相場です。また、儀式の効果については、直接的な物質的効果よりも、参加者の精神的な安堵感や家庭の和を保つという精神的な効果が期待されます。家祓いを行うことで、家庭内の雰囲気が改善され、家族間のコミュニケーションが促進されることもあります。
このように、家祓(やばらい)は、日本の伝統的な文化の一環として、現代においても多くの家庭で重宝されている祭祀であり、それぞれの家庭の平穏と幸福を願う貴重な機会となっています。」
❷.地鎮祭
「地鎮祭は、新しい建築物の建設を始める前に行われる日本の伝統的な儀式です。この祭りは、建設地の土地の神様に対し、安全で無事な建築工事を願い、工事に関わる人々の安全を祈る目的で行われます。地鎮祭では、神職が祝詞を奏上し、供え物を捧げ、土地を清めることで、土地の神様の祝福を受けるとされています。
地鎮祭は、主に四つの重要な部分で構成されます。最初に、敷地内で最も気の強いとされる場所に祭壇を設置します。次に、神職による祈祷が行われ、その後に供物を捧げます。そして、儀式のクライマックスである鍬入れが行われることが一般的です。これは、神職や施主、建築関係者が順に鍬で地面を掘り起こし、土地を開く象徴的な行為です。
この儀式には、建築を始める前の物理的な準備だけでなく、精神的な意味も含まれています。地鎮祭を行うことで、建設プロジェクトがスムーズに進行し、完成後の建物に良いエネルギーが宿ると信じられています。また、地鎮祭は参加者にとっても、プロジェクトの成功を共に願う一体感を育む大切な機会となります。
料金は、地鎮祭を行う神社や神職のランク、儀式の規模によって大きく異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が相場とされています。地鎮祭は、単なる形式的な儀式ではなく、日本の文化に根ざした深い意味を持つ行事であり、多くの人々にとって重要な伝統です。」
❸.上棟祭
「上棟祭(じょうとうさい)は、建物の主要な構造が完成し、屋根の最上部に梁が上がる際に行われる日本の伝統的な祭事です。この儀式は、建築中の建物とそこで働く人々に安全を祈り、新しい建物の無事完成とその後の繁栄を願うために行われます。上棟祭は、工事の進行中に発生する可能性のある事故や災害から工事を守る重要な役割を持ち、工事現場の安全と工事関係者の士気を高めるためにも重視されています。
上棟祭では、建物の最高点に「棟木」と呼ばれる木材を設置し、その木に神職や祭りを司る者が魔除けのための飾り付けを施します。通常、鏡餅、幣串(へいぐし)、榊(さかき)などの神具を飾り、祝詞を奏上して神々への感謝と祈りを捧げます。また、棟上げの日は、工事現場を訪れる関係者や地域の人々にとって、共同作業の成果を祝う社交的なイベントでもあります。
儀式の後には、しばしば「餅撒き」が行われ、建物の周囲に餅や硬貨を撒いて福を分かち合います。これは、工事の安全と、建物を使用する人々の繁栄を願う行為です。また、この日は工事関係者や地域コミュニティに食事が振る舞われることも多く、これによって一層の団結と祝祭の雰囲気が醸成されます。
料金は、実施する神社や祭事を担当する神職によって異なり、また儀式の規模によっても変わりますが、数万円から数十万円程度が一般的です。上棟祭は、その土地や建物に対する敬意を示し、これから始まる新しい章に幸福と安全を祈る貴重な機会となります。」
❹.竣工祭
「竣工祭は、建設プロジェクトの完了を祝う日本の伝統的な式典です。この儀式は、新築または改修された建物が完成した際に行われ、建物の安全と繁栄を祈願します。竣工祭は、工事の無事完了を感謝し、新しい施設がその機能を果たし、利用者にとって安全で快適な場所となることを願うために重要です。
竣工祭では、神職が神事を行い、建物の各部を清めるお清めの儀式が行われます。通常、神職による祝詞奏上後、塩や清めの酒で建物の四隅を清め、悪い気を払います。また、鏡餅、幣串、榊などの神具を設置し、建物に良い気を招き入れるための祈りが捧げられます。
この式典は、建設に関わったすべての人々、つまり建築家、エンジニア、施工管理者、および労働者たちの努力を讃える場でもあります。竣工祭を通じて、プロジェクトチームの協力と団結を祝い、新しい施設の開始を公式にマークすることができます。式典の後には、参加者が集まり、記念撮影や慶祝の食事会が行われることが一般的です。
料金は、実施する寺院や神社、神職の指名、儀式の規模によって異なりますが、通常は数万円から数十万円程度が相場です。竣工祭はただの形式ではなく、新しい始まりを祝福し、長期にわたる安全と成功を祈るための重要な文化的行事です。
最終的に、竣工祭は新しい建物がコミュニティに正式に引き渡される重要な瞬間であり、その施設が今後長い期間にわたって多くの人々に利用されることを願う心からの祈りの表れです。」
❺.井戸祓い
「井戸祓いは、井戸の水を清め、水の神様に感謝を捧げる日本の伝統的な儀式です。この祭事は、井戸を掘った際や、長期間使用した後の浄化のため、または何らかの不浄が感じられる時に行われます。井戸祓いは、井戸水の清潔さを保ち、使用する人々の健康と福祉を祈願するために重要です。
儀式は、神職によって行われ、特別に選ばれた日に井戸の上で祝詞が奏上されます。祭事には、塩や酒、米などの清めの素材が用いられ、これらは井戸の周囲に撒かれることで、悪い影響を取り除き、神様の祝福を得るために役立ちます。井戸の水自体も祓われ、水が持つ自然の力を高めるとともに、その水を利用する全ての人々に対する神様の保護を願います。
この儀式には、コミュニティの健康を守るという実用的な面と、水という自然資源への敬意を示す精神的な面が含まれています。井戸祓いを行うことで、地域社会はその土地が提供する資源を大切に扱うという共通の理解を深め、互いに協力して生活の質を向上させることができます。
料金は、実施する神社や神職によって異なりますが、一般的には数千円から数万円程度です。井戸祓いは、井戸や水源の維持管理を適切に行うための一環として、また地域における伝統としても大切にされています。
最終的に、井戸祓いはただの儀式ではなく、水という生命の源を守るための具体的な行動であり、自然への深い敬意と感謝の表現です。このような習慣を通じて、私たちは自然との調和を学び、未来の世代に健全な環境を継承する責任を果たすことができます。」
新築の家のお祓いとは?
建築工事の段階で『地鎮式・上棟式・竣工式』
必要とされない場合もありますが、工事を行う際には、次の3つのお祓いを実施することが推奨されます。
・着工前:地鎮祭
・工事中:上棟祭
・完了後:竣工祭
地鎮式と竣工式は一般的に行われますが、途中での上棟式は行うことが少ない場合も多いです。
入居前の『家祓い』
工事完了後、入居する際には家祓い(やばらい)を施すことが一般的です。新築であっても、建設中に多数の作業員が出入りすることで「穢れ」が生じる可能性があります。工事関係者がどんなに優れた人物であったとしても、日常生活で遭遇する不幸や不条理、不満などから「穢れ」が発生しやすいためです。
地鎮祭だけはやっておいた方が良い?
地鎮祭は家のお祓いの中で最も一般的な儀式ですが、実施される割合は地域や世代によって異なります。特定の地域では約80%の人々が行いますが、東京のような地域ではおよそ50%程度にとどまります。40代以上の層では比較的行うことが多いですが、20代や30代では実施が減少しています。それでも地鎮祭を行うことには、職人のモチベーション向上や近隣住民との関係構築など、多くのメリットがあります。
家のお祓いは必要か?効果は?
職人さんのモチベーションが高まることで、工事の品質が一層向上する
大工さんや工事業者も、自分たちの安全を考慮してくれる施主のもとで作業するとモチベーションが上がります。もちろん、これらの職人はプロフェッショナルで、どのような環境でも必要な作業をこなす姿勢は変わりません。しかし、人間である以上、モチベーションが高い時にはより良い成果を出すことができます。そのため、家のお祓いを行うことには、元々高い作業の質をさらに向上させ、より細心の注意を払って作業を進める可能性を高める効果があります。
地鎮祭を行うと、近所の人々との関係がスムーズになります
地方へ行けば行くほど、また年齢が高い層ほど、「地鎮祭は当然行うべき」という意識が強まります。さらに、全ての地域住民がそう考えているわけではなくても、そのように考える人々が一定割合でいるのは事実です。そのため、地元の住民と良好な関係を築くためにも、地鎮祭を行うことは推奨されます。
「トラブルを予防する人」は、トラブルが発生する可能性が低くなる
家のお祓いを行う人々は、「火災などのトラブルが心配だから」「もしトラブルが発生した際に、お祓いをしていなかったことを後悔したくない」という理由でお祓いをします。これは、トラブルを警戒していることや、自分がリスクにさらされていると感じていることを意味します。経験から言うと、このように予防措置を講じる人々は、結果としてトラブルに見舞われることが少ないとされています。
入居後にする家のお祓いとは?
住み始めてから不運が続いた場合
現在の家に引っ越した後、原因不明の不運が続くとき、多くの場合家祓いを行うことがあります。これは、新築での入居や中古住宅の購入、賃貸での引っ越しにかかわらず同様です。一部の人々は「悪い運気を払う」という考えを迷信と感じるかもしれません。
しかし、これが「メンタルの不調をリセットする機会」や「脳の失敗パターンのシナプス回路をリセットする」と考えれば、物理的にも効果があると言えます。
玄関や水回りを中心に徹底的に清める
家祓いにおいては、特に玄関と水回りを集中的に清めます。玄関が清められる主な理由は、外から悪い気が侵入しやすい点と、人々が持ち込む場所であるからです。また、水回りは悪い気が溜まりやすいため、特に注意を払います。具体的には、玄関は「気の入り口」であり、水回り(お風呂、トイレ、台所、洗面所など)は「気が溜まる場所」とされています。
水回りはカビやサビ、ヘドロ、漏水などの問題が発生しやすく、物理的にも不純物が蓄積しやすいため、これらのエリアは特に丁寧に清掃し、綺麗に保つ必要があります。
厄除けやお清めのために「盛り塩」を設置する
盛り塩は、日本の伝統的な厄除けやお清めの方法です。玄関や部屋の角に小さな塩の山を置くことで、悪いエネルギーを遠ざけ、家庭やオフィスの環境を浄化します。この習慣は、邪気を払い、運気を高める効果があるとされ、多くの家庭や店舗で実践されています。盛り塩の配置は、特に重要なポイントであり、一般に入口や窓辺に設置されることが多いです。日々の生活においても、簡単にできる盛り塩は、心の安定や幸運を願う素晴らしい方法です。
家のお祓いの料金は?
家のお祓いの料金相場は、実施する神職や場所、儀式の規模によって異なりますが、一般的には数千円から数万円の範囲で設定されています。地域によっても差があり、都市部では高額になる傾向があります。小規模なお祓いは比較的安価で行えることが多いですが、大規模な儀式や特定の要求がある場合は費用が上がることがあります。
家のお祓いのご相談事例
ここでは家のお祓いのご相談事例の一部をご紹介させていただきます。
引越してから悪いことが続く
私たち家族は新居に引越してから、次々と不運に見舞われました。仕事のトラブル、家族の健康問題、子供の学校での悩みなどが一気に押し寄せました。原因を探る中で、風水師に相談し、家の配置とエネルギーの流れを見直すことに。アドバイスに従い、家具の位置を変え、清めの塩をまくなどの対策を実施しましたが一向に解決しませんでした。インターネットで妙瀧寺さんのことを知りご相談させて頂きました。一度、みていただきたいです。
新居に住んでから悪いことが続く
私は、新居に移り住んだ直後から、次々と不幸が私たち家族を襲いました。健康問題、仕事のトラブル、そして心不全の感じが日常となり、何かがおかしいと感じ始めました。解決策を求めて風水師に相談したところ、家のエネルギーフローの悪化が原因かもしれないと指摘されました。アドバイスに従い、家具の配置を変更し、クリスタルと鏡を使用してエネルギーを調整。改善策を施しましたが改善しません。一度、家のお祓いをお願いしたいと思いご連絡させて頂きました。
新居に引っ越してから怪奇現象が起こる
新居への引越し後、私たちの家では不可解な現象が頻発し始めました。夜中に聞こえる足音、自動的に開閉する扉、そして空中に浮かぶ影。始めは気のせいかと思っていましたが、現象は日に日に明白に。この問題を解決するため、家のお祓いをお願いしたいです。
その他のご相談事例
【体調不良について】
原因不明の病気・体調不良が続く・奇病・難病
【精神の不調について】
・統合失調症・うつ病・双極性障害(躁鬱病)、強迫性障害(強迫神経症、不安神経症)、パニック障害、摂食障害(拒食症・過食症)、心身症、チック症・対人恐怖症・自閉症・発達障害・アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、ストレス障害、適応障害、自律神経失調症、
【家庭内の問題について】
ニート・不登校・家庭内暴力・家の中で起こる怪奇現象や心霊現象(家のお祓い)
家のお祓いのご相談者様からのお喜びのお手紙
当寺院では初代住職の頃より、約70年にわたり「霊視鑑定・お祓い(除霊)」を専門に行ってまいりました。
その実績は多数のテレビ番組でも紹介されました。中高年の方なら、お昼の人気テレビ番組でもありました『東芝ファミリーホール特ダネ登場!?』 や「3時のあなた」などに出演しておりました、先代住職をご覧になって頂いた方もいらっしゃるかもしれません。
※写真は当寺院第二世 龍泉院日明上人
これまでの除霊実績は多数に上り、ご依頼者様から頂戴した「感謝のお手紙」も、数えきれないほどになりました。
◆新居で怪奇現象が起こる
私の家では、何ヶ月も前から不思議な現象が頻繁に起こっていました。夜中に無性に冷え込む部屋、見えない何かによる突然の物音、家族全員が感じる不快な空気の変化。これらの現象が日常となり、心地よい我が家が次第に恐怖の場所へと変わりつつあることに気づきました。
この状況を打開するため、私たちはお祓いを決意し、水野住職に相談しました。お祓いの効果はてきめんで、その日から怪奇現象はピタリと止まりました。家の空気が一新され、以前のような温かく穏やかな雰囲気が戻ってきました。家族間の会話も以前よりも弾むようになり、お祓いをして本当に良かったと実感しています。
この経験から、私はスピリチュアルな現象にも柔軟に対応することの重要性を学びました。目に見えないものに対しても敬意を持ち、適切な方法で対処することが、家庭の平和を保つ鍵であると確信しています。怪奇現象が起こった際には、専門家の力を借りることをお勧めします。
◆引っ越してから不思議な現象が起こる
「私たち家族が借家に住んで7ヶ月位経った時に、たまに不可解な現象が起きるようになりました。
1階の私の部屋の真上が次男の部屋なのですが、天井を駆けずり回る音やパチン、パチンという音がひと月になん回も起こります。
だいたい決まった時間で夜中の3時頃。最初はねこ?と思いましたが、1階の天井にねこがどうやってバタバタバタバタと凄まじく駆け回れるでしょう。
自分でネットで調べて盛り塩をしたり、霊能者の方に家のお祓いをしていただきましたが、何ヶ月たっても一向にこの現象は収まらず、怖くなり、水野先生にご相談しました。 水野先生に鑑定していただいた結果、実は、半年前に私の父が前の家で自殺し、それをきっかけにこの家に引っ越してきたのですが、亡くなった父が成仏できずに知らせていることがわかりました。
水野先生に亡くなった父の浄霊(お祓い・除霊)を施していただき、父の霊が成仏するとともに不可解な現象はなくなりました。亡くなった父の思いに気づくことができて本当によかったです、水野先生ありがとうございました。」
◆引っ越してから悪いことが続く
新居に引っ越してから、私たち家族は次々と不運に見舞われました。引越しの直後から、私は仕事でトラブルが連続し、夫も体調を崩しやすくなりました。子供たちは夜な夜な悪夢にうなされ、そのせいか学校の成績も下がり始めました。これら一連の出来事に、ただ事ではないと感じるようになりました。
そこで、インターネットで水野住職の事を知り、家のお祓いを依頼することにしました。お祓いが行われた後、驚くほどに家の雰囲気が変わりました。家の中が以前よりも明るく感じられ、家族全員の気持ちも安定してきました。私の仕事も順調に進むようになり、夫の健康も回復し始め、子供たちも以前のように活発になりました。
この体験を通して、私は環境の変化が心身に与える影響の大きさを実感しました。また、伝統的なお祓いが現代の生活においても、心の安らぎや家庭の調和を取り戻す手段として非常に有効であることを学びました。引越し後に不運が続く場合、一度、専門家に相諗してみることをお勧めします。このような対応が、新しい生活を前向きにスタートさせる助けとなるかもしれません。
過去のご相談者様からのお喜びの声(動画)
妙瀧寺住職 水野行清のプロフィール
霊障や霊的な事柄の可能性があると思った場合
は、霊能者の家系に生まれたお祓いや除霊の専門家、修業を積んだ妙瀧寺の四代目住職・水野 行清(みずの ぎょうせい)にお気軽にご相談ください。御祈願や御祈祷、お祓いでは解決できないお悩みがある方にも、全力でお力添えいたします。
※基本的には妙瀧寺にお越しいただいてのご相談をお願いしておりますが、昨今の事情もあり、現 在ではLINEのビデオ通話を使用したお祓い・除霊のご相談もお受けしております。