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統合失調症が治らない原因は霊?医学的治療を前提にした見分け方|妙瀧寺住職監修

水野行清

インターネット上では、

「統合失調症は本当は霊のせいなのでは?」
「統合失調症と診断されたが、霊障ではないか?」

といった声を目にすることがあります。

一方で、精神医学の現場では、統合失調症は脳の機能や神経伝達のバランスが関わる“病気”として治療が行われています。

このような背景から、

  • 医学的な説明と、霊的な説明が「矛盾している」のではないか?
  • 統合失調症と霊障は、同じものなのか?別物なのか?

と悩まれる方も少なくありません。

本記事では、次の点を極めて慎重な姿勢で解説します。

  • 統合失調症とは何か(医学的な概要)
  • 霊障とは何か(スピリチュアルな一般的イメージ)
  • 「統合失調症」と「霊障」の違いをどう考えるか
  • 霊的な観点を持ちたくなるときの注意点
  • 医学的治療を続けながら、霊的ケアを“補足的に”考えるポイント

「精神科で治らない不調と霊障の関係の全体像」を知りたい方は、先にこちらもご覧ください。

▶︎ 精神病が治らない不調は霊障?原因と見分け方はコチラ

目次

統合失調症とは?(医学的なごく簡単な概要)

統合失調症は、精神医学の領域で扱われる脳の病気とされています。主な特徴としては、

  • 現実ではない声が聞こえる(幻聴)
  • 誰かに監視されている・狙われていると感じる(被害妄想)
  • 思考や会話がまとまりにくくなる
  • 意欲の低下・感情の平板化

などが挙げられます。

医学的には、

  • 脳内の神経伝達物質(ドーパミンなど)のバランス
  • 遺伝的要因や環境要因
  • 強いストレスや生活歴

などが関係していると考えられており、適切な薬物療法・心理社会的支援によって症状の軽減が期待できる病気です。

このように、医学は統合失調症を「霊」ではなく「脳の機能」の問題として捉えています。

本記事でも、この医学的な立場を土台として尊重することが大前提になります。

▶︎「統合失調症でお悩みの方」必見!霊視やスピリチュアルの相談事例はコチラ

霊障とは?(スピリチュアルな一般的イメージ)

一方で、「霊障(れいしょう)」という言葉は、

“霊的な存在・念・エネルギーの影響によって、心身や環境に不調が現れている状態”

を指すスピリチュアルな用語です。

妙瀧寺に寄せられるご相談では、

  • 原因不明の体調不良や不運の連続
  • 特定の場所でだけ起こる不調
  • 黒い影・気配・金縛り・悪夢などの体験
  • 生き霊・家系・土地などの影響

といったご相談を“霊障”として扱うことが多くなっています。

このように、「統合失調症」と「霊障」は、

  • 前者:医学的な概念(診断名)
  • 後者:スピリチュアルな概念(状態や影響の呼び名)

というまったく違う枠組みで語られるものです。

「統合失調症」と「霊障」は同じものなのか?

結論から言えば、

医学的な統合失調症=霊障、というように“イコールで結びつけることはできません”。

その理由は、

  • 統合失調症は診断基準にもとづき、医師が診断する「病気」
  • 霊障は、霊的・スピリチュアルな観点からの「状態の捉え方」

と、前提となる考え方が根本的に異なるためです。

インターネット上では、

  • 「統合失調症と診断されたが、本当は霊障では?」
  • 「霊障が統合失調症として誤診されることもある」

といった表現が見られることもありますが、

医学的に「霊障が統合失調症と誤診されている」と証明されたデータやエビデンスが存在しているわけではありません。

あくまで、

  • 医学では説明しきれない体験を、霊的な言葉で理解しようとする人がいる
  • その中で「霊障ではないか」と考える方もいる

という程度の話であり、

「統合失調症=霊障」または「統合失調症はすべて霊の仕業」というように一般化して語ることは適切ではありません。

それでも「霊の影響では?」と感じてしまう理由

とはいえ、当事者やご家族の立場からすると、

  • 薬がなかなか効かない
  • 霊的な体験(気配・影・悪夢など)も同時に起きている
  • 不思議な偶然やシンクロが続く

といった状況の中で、

「これは単なる病気ではなく、霊的な要素もあるのでは?」と感じることもあるかもしれません。

そのようなとき、大切なのは次の二点です。

  • 医学的な診断・治療を否定しないこと
  • 霊的な観点は、あくまで“補足的な見方”として扱うこと

医学的治療をやめて霊的対処だけに走ってしまうと、症状の悪化や生活の破綻につながる危険もあります。
一方で、「霊的な観点から自分の状態を理解したい」というお気持ち自体は、決して責められるべきものではありません。

こんなときは、まず医療機関を最優先に

次のような状態がある場合は、霊的なことを考えるよりも先に、必ず精神科・心療内科などの専門医に相談してください。

  • 現実には起こっていないことを強く信じ込み、生活に支障が出ている
  • 自分や他人を傷つけてしまいそうな衝動がある
  • 生活リズムが大きく乱れ、仕事・学業・家庭生活が維持できなくなっている
  • ご家族から見て「以前のその人とは明らかに別人のようだ」と感じる

こうした状況は、命に関わるリスクも含んでいるため、

「霊ではないか?」と考える前に、まず専門医の診察・治療を受けることが何よりも大切です。

医学的治療を続けながら、霊的ケアを“補足的に”考えるには

統合失調症と診断されている、あるいは診断を受けるか検討している方が、霊的な観点も取り入れたいと感じる場合には、次のようなスタンスが望ましいと考えます。

① 基本は「主治医の方針を最優先」

薬の量や種類、通院の頻度などは、必ず主治医と相談して決めてください。
霊能者やスピリチュアルな情報をきっかけに、

  • 自己判断で薬をやめる
  • 受診をやめてしまう

といった行動は、症状悪化の大きなリスクとなります。

② 環境を整える「浄化」は、心にもプラスになる

以下のような「空間を整える行為」は、霊的な意味だけでなく、
心理的にも落ち着きをもたらすことが多いです。

  • 部屋の掃除・片付け・換気
  • 明るい色のカーテン・照明にする
  • 玄関・寝室を清潔に保つ
  • 塩やお香を使った浄化(過剰にならない範囲で)

これらは、医学的・心理学的に見ても「生活リズム・睡眠の質の向上」につながりやすく、
結果として症状の安定を助けるケースも多くみられます。

③ 「祈り」や「お参り」は、心の支えとして

神社・お寺へのお参り、日々の祈り・感謝の習慣は、

  • 心の支えを感じる
  • 孤独感が軽くなる
  • 自分一人で抱えていない安心感を得る

といった精神的な効果も期待できます。

ただし、

  • 「祈りさえすれば治るはずだ」と自分を追い込む
  • できない日があると「自分はダメだ」と責める

といった“新たなプレッシャー”にならないよう、できる範囲で、ゆるやかに取り入れることが大切です。

避けるべきNG行動

統合失調症と霊障の関係を考えるうえで、特に避けていただきたい行動があります。

  • 主治医に黙って薬をやめる・減らす
  • 「病気ではなく霊のせいだから」と現実的な治療を拒否する
  • ご本人に「霊がついている」「あなたのせいだ」などと強く言い聞かせる
  • 高額な祈祷・商品などに依存する

これらは、

  • 病状の悪化
  • ご本人の自己否定感の増大
  • 家族関係の悪化

につながることが多く、「霊的な対処」としても望ましくありません。

それでも不安なときは、どう相談すればよいか

「統合失調症と診断されているが、霊的な影響も気になる」
「霊的な要素があるかだけでも知りたい」

このような場合には、

  • 現在の診断・治療状況を尊重してくれる専門家かどうか
  • 医学的治療の継続を妨げない姿勢を持っているか
  • 不安をあおらず、具体的な行動を一緒に整理してくれるか

といった点を基準に、相談先を検討されるとよいでしょう。

妙瀧寺では、

  • 医学的な治療や診断を否定しない
  • 霊的な背景の有無・程度を落ち着いて見極める
  • 必要に応じて浄霊・供養・お祈りなどを行いながら、現実生活の安定を重視する

といったスタンスでご相談をお受けしています。

まとめ:統合失調症と霊障を「対立させない」視点を大切に

この記事では、

  • 統合失調症は医学的な診断名・病気であること
  • 霊障はスピリチュアルな枠組みで使われる概念であること
  • 両者を安易にイコールで結ぶことはできないこと
  • それでも霊的な視点で自分の状態を捉えたいと感じる人がいること

を確認しつつ、

「医学的治療を大前提としながら、霊的なケアをあくまで補足的に考える」というスタンスをご提案しました。

統合失調症かどうかの判断、治療の内容や方針については、必ず専門の医師に相談することが何よりも大切です。

そのうえで、

  • 環境を整えること
  • 祈りやお参りを心の支えにすること
  • 必要に応じて、霊的な相談も併用することは、「病気と向き合ううえでの心の支え」「スピリチュアルな安心感」として、プラスに働くことがあります。

大切なのは、

  • ご本人やご家族を責めないこと
  • 医学と霊的ケアを“どちらか一方”に偏らせないこと
  • 長い時間をかけて、少しずつ状態を整えていくという視点を持つこと

「統合失調症なのか、霊障なのか」と二者択一で悩み続けるのではなく、「現実的な治療」と「心の支えとしてのスピリチュアル」を、バランスよく取り入れていくことを大切にしていただければと思います。

必要であれば、信頼できる医療機関・専門家・寺社などの力も借りながら、
少しずつ、ご本人とご家族の心が軽くなっていく道を一緒に探していきましょう。

【監修:妙瀧寺住職 水野 行清(みずの ぎょうせい)】

妙瀧寺の水野行清は、全国から寄せられる霊的相談に、12年以上・延べ1,500件以上対応してきました。

水野住職は除霊・浄霊・供養・祈祷を専門とし、相談者一人ひとりの状態や背景を丁寧に確認したうえで、安全性を重視した鑑定・浄霊を行っています。

本記事は、住職監修のもと、内容の正確性・倫理性を確認したうえで公開しています。

※重要なご案内
・本記事は、統合失調症の診断・治療を行うものではありません。・医学的な所見・主治医の判断を最優先にし、そのうえで霊的な観点を「補足的な考え方」として紹介するものです。
・薬の自己中断や、医療機関からの受診中止をすすめる意図は一切ありません。通院中の方は、必ず主治医と相談のうえで判断してください。

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