厄除けのお守りについて、専門家の住職が解説

水野行清

厄除けのお守りとは、厄年や災厄を避けるために神社やお寺で授与される特別なお守りです。

厄年を迎えると、人生の節目として不運や災難が起こりやすいと考えられており、厄除けのお守りを身につけることでその影響を避け、無事に過ごすことができると信じられています。

目次

厄除けのお守りの意味

お守りは、特定の神や仏のご加護を受けるための信仰的なアイテムで、身を守り、幸運をもたらす役割を果たします。

特に厄除けのお守りは、厄年や厄払いを目的として授与され、不運やトラブルを遠ざける効果があるとされています。

このお守りを持つことによって、自分自身や家族、財産などを守ることができると信じられています。

厄除けのお守りが必要な理由

厄年は、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳が代表的な年齢とされ、これらの年齢に達すると、身体的や精神的に不安定になりやすく、災難やトラブルが起こる確率が高いと考えられています。

そのため、厄除けのお守りを持つことで、厄年の災厄から身を守り、平穏な生活を送ることができるとされています。

また、厄年以外の人々も、人生の転機や体調不良、不運続きの時期に厄除けのお守りを持つことがあります。

厄除けは厄年に限らず、日常的な災厄や不運を遠ざけたいときにも役立つものです。

厄除けのお守りの種類

厄除けのお守りにはさまざまな種類があります。

神社やお寺で授与されるお守りは、その場所や宗派によって異なるデザインや色、形状が見られますが、厄除けの効果があるとされる以下のような特徴が一般的です。

  1. 布製のお守り袋
    もっとも一般的な厄除けのお守りは、布製の袋にお札やお経などが封入されています。この袋を身につけたり、鞄に入れて持ち歩くことで、常にご加護を受けられるとされています。
  2. 木製や金属製のお守り
    一部の神社やお寺では、木製や金属製のお守りもあります。これらは車内に置いたり、玄関に飾ることで、家や車などの財産を守る効果があるとされています。
  3. 携帯型のお守り
    最近では、携帯電話やスマートフォンに取り付けるタイプの厄除けお守りも登場しています。これらは、現代生活に合わせた便利なスタイルであり、いつでも身近に厄除けの力を得られるとして人気があります。

厄除けのお守りの使い方

厄除けのお守りは、通常、身近に持ち歩くことが推奨されています。

ポケットや鞄の中に入れて常に身につけることで、厄災から自分を守る効果を高めます。

車用のお守りや家庭用のお守りは、車内の目立つ場所や玄関などに飾ることで、事故や災難を防ぐとされています。

また、お守りは一定期間ごとに新しくするのが一般的です。

通常、1年に一度、特に年末年始や厄年の初めに新しいお守りを授与され、古いお守りは神社やお寺で供養されます。

厄除けのお守りを授与する場所

日本全国の神社やお寺で厄除けのお守りが授与されており、特に厄年の時期には多くの参拝者が厄除けの祈願とともにお守りを受け取ります。

以下は、厄除けで有名な場所の一例です。

  1. 川崎大師(神奈川県)
    関東地方で特に有名な厄除けの寺院で、毎年数多くの参拝者が訪れます。ここでは、厄除けの祈祷とともに、強力な厄除けお守りが授与されます。
  2. 成田山新勝寺(千葉県)
    成田山新勝寺も厄除けで有名で、厄年の人々が訪れる寺院の一つです。お守りには厄除けの力が込められており、参拝者に安心感をもたらします。
  3. 四天王寺(大阪府)
    西日本で有名な厄除けの寺院で、多くの人々が厄払いを願ってお守りを受け取ります。古くから信仰を集めており、厄年以外の人々も訪れる場所です。

まとめ

厄除けのお守りは、厄年や災厄から身を守るための重要なアイテムです。

神社やお寺で授与されるお守りを身につけることで、不運を避け、健康や幸せを守ることができると信じられています。

お守りのデザインや使い方は多岐にわたりますが、どのような形であれ、身につけることで厄除けの効果を得ることができます。

定期的にお守りを新しくすることも、効果を高めるための一環として推奨されており、多くの人々がその信仰を大切にしています。

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