霊視と透視の違いについて、専門家の住職が解説

水野行清

霊視(れいし)と透視(とうし)は、どちらも一般的には「超能力」や「サイキック能力」として知られるものですが、それぞれ異なる特徴と用途を持つ能力です。

両者は、霊的な世界や通常の五感では感知できない情報を得るために用いられますが、アプローチや目的が異なります。

ここでは、霊視と透視の違いについて詳しく説明します。

目次

霊視とは?

霊視(clairvoyance)は、「霊的視力」を意味し、霊感や霊的なビジョンを通じて見えない世界の情報を受け取る能力を指します。

霊視を持つ人、いわゆる「霊能者」は、霊的な存在(霊魂やスピリット)や霊的なエネルギー、過去や未来の出来事など、通常の視覚では見えないものを感じたり視覚化することができます。

  • 主な特徴:
    霊視は、霊的な存在(亡くなった人の霊や精霊など)や高次元のガイドからのメッセージを受け取るために使用されることが多いです。霊能者は、亡くなった人の思い出やメッセージ、現在の状況に関する霊的なアドバイスを伝えることができます。また、過去や未来の出来事に関する霊的なビジョンを得ることもあります。霊視は、霊的な感受性や直感力を駆使して、霊的な次元での情報を解釈します。
  • 利用目的:
    霊視は、主に霊的な問題の解決、故人との対話、心霊現象の調査、霊的なガイダンスの提供などに使われます。例えば、家族を亡くした人が霊視を通じて故人の思いを知りたい場合や、霊的な問題(例えば家に住む霊的な存在の影響)を解決したい場合に利用されます。

透視とは?

透視(extrasensory perception)は、一般的には「物理的な障害を越えて視覚する能力」を指します。

透視能力を持つ人は、通常の五感では得られない情報を、物理的な障害(例えば壁や距離)を超えて見ることができるとされています。

透視は「リモートビューイング」(遠隔視)とも呼ばれ、特定の場所や物、人の状況を、実際にその場所にいなくても知覚する能力です。

  • 主な特徴:
    透視は、物理的な障害を超えて情報を得ることを目的としており、具体的な物や場所、人の状況を見るために使われます。透視を行う際、透視者は特定の場所や人、物のイメージや状況を心の目で見ることができるとされています。例えば、隠された物の場所を知る、遠く離れた場所の出来事を知る、過去の出来事を透視するなどの能力が含まれます。
  • 利用目的:
    透視は、犯罪捜査や失われた物の捜索、企業の戦略的決定、未知の領域の調査など、現実的で具体的な情報収集のために使用されることがあります。また、透視能力を持つ人は、医療診断や身体のエネルギーの読み取りにも使用することがあります。透視は、具体的で物理的な情報に焦点を当てるのが特徴です。

霊視と透視の主な違い

  • 目的と用途:
  • 霊視は霊的な世界や霊的な存在、過去や未来の出来事を感じ取ることに焦点を当てています。主にスピリチュアルな目的で使われ、霊的な問題の解決や故人とのコミュニケーション、霊的なガイダンスを得るために利用されます。
  • 透視は、物理的な障害を超えて、現在の出来事や物の状態、場所などを視覚することを目的としています。主に実用的な目的で使われ、現実的な問題の解決や情報収集、捜索活動などに利用されます。
  • 情報の種類と範囲:
  • 霊視は霊的な存在や霊的なエネルギーに関する情報を扱い、通常の視覚や物理的手段では確認できない霊的次元の情報を得ることができます。
  • 透視は物理的な世界に関する具体的な情報を扱い、場所や物、人の状況を視覚することを目的としています。
  • アプローチと方法:
  • 霊視は、直感や霊感、霊的な感受性を駆使して、見えない世界から情報を得るアプローチです。霊的なガイドや高次の存在との接触を通じて、メッセージやビジョンを受け取ることが多いです。
  • 透視は、特定の場所や物に意識を集中し、心の目でその情報を視覚化するアプローチを取ります。透視者は、リモートビューイングのように物理的な障害を越えて情報を得るため、実際の場所や人に対する知覚を行います。

まとめ

霊視と透視は、どちらも通常の五感では得られない情報を得るための能力ですが、その目的と方法は異なります。

霊視は霊的な存在や霊的な次元にアクセスし、スピリチュアルな問題や霊的なガイダンスを提供するのに対し、透視は物理的な障害を越えて情報を視覚し、実際的な問題解決や情報収集に用いられます。

どちらの能力も、特定の状況や目的に応じて有効に活用されることが多いです。

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