赤口に厄払いをしても大丈夫なのか?専門家の住職が解説

水野行清

「赤口(しゃっこう)」は、日本の六曜の一つで、一般的に不吉な日とされています。

特に、結婚式や大安に行うような祝い事は避けられることが多い日です。

しかし、厄払いに関しては、赤口の日に行うことが必ずしも避けられるべきかというと、一概には言えません。

ここでは、赤口と厄払いの関係について詳しく説明します。

目次

赤口の意味

赤口は六曜の一つであり、不吉な日とされることが多いです。

この日は「火に関すること」や「血」に関する事柄に注意が必要とされ、特に病気やケガに関しては気をつけるべきだとされています。

また、古くから「災難が起こりやすい日」とされ、厄を招く可能性があるという考えも存在しています。

ただし、赤口には「午前11時ごろから午後1時ごろまでの時間帯(正午を含む時間帯)」は縁起が良い時間とされており、この時間帯に物事を行うと良い結果が得られるとされています。

したがって、赤口の日でも、この吉の時間帯を利用すれば、厄払いなどを行うことは可能です。

赤口の日に厄払いをしても良いのか?

厄払いは厄を祓うための儀式であり、厄災や不運を除去するために行うものです。

赤口が「不吉な日」とされているため、この日に厄払いをすることを躊躇する人もいるかもしれません。

しかし、厄払いは本来、不運や災難を防ぐために行われるものであり、厄払いそのものが厄除けの効果を持つため、赤口の日に行うことが完全に避けるべきだという考えは広くありません。

むしろ、赤口のような不吉とされる日に厄払いを行うことは、日常生活における不安や恐れを払拭し、安心感を得るための重要な手段とも言えます。

また、厄払いは個々の信仰心や神社仏閣の慣習に基づいて行われるため、赤口の日に行うことが問題となるケースは少ないです。

赤口に厄払いを行う際のポイント

  • 吉の時間帯を選ぶ
    もし赤口の日に厄払いを行う場合は、午前11時から午後1時ごろまでの時間帯が吉とされているため、この時間に厄払いを行うと良いとされています。特に、六曜を重視する神社やお寺では、赤口の吉時間に厄払いを行うことを勧める場合もあります。
  • 信仰や気持ちが大切
    六曜はあくまで暦の一つであり、厄払い自体は厄を祓い、運気を高める儀式です。そのため、赤口であっても、自身の信仰や厄払いの意義を重視することが大切です。信仰心を持って厄払いに臨めば、赤口の不吉な影響を感じることなく、厄除けの効果を得ることができるでしょう。
  • 神社やお寺に確認する
    赤口の日に厄払いを行いたい場合は、事前に神社やお寺に相談することをお勧めします。多くの神社では六曜に囚われすぎない立場を取っていることが多く、赤口の日であっても問題なく厄払いを行うことができます。ただし、特定の宗派や地域によっては六曜を重要視する場合もありますので、そうした点について確認しておくと安心です。

赤口の日に厄払いを行うメリット

  • 心の平安を得る
    赤口の日に厄払いを行うことで、日常生活における厄災や不運から自分を守る安心感が得られます。特に、赤口の日は不吉とされるため、不安な気持ちを払拭するためにも、厄払いは有効です。
  • 悪運を断ち切る
    不吉な日とされる赤口に厄払いを行うことによって、より強力に悪運を断ち切る意識が生まれます。不運な日こそ厄払いを行うことで、今後の運気を上昇させるきっかけを作ることができるでしょう。
  • 神仏の加護を得る
    厄払いは神仏に祈りを捧げ、自身を守ってもらう儀式でもあります。赤口の日に厄払いを行うことで、特に災難や病気を避けるための加護を得られると信じられています。神社やお寺に赴き、神仏の力を信じることで、厄払いの効果がさらに高まると言われています。

まとめ

赤口の日に厄払いをしても問題はなく、むしろ不吉な日とされる赤口だからこそ、厄を払い運気を改善するための好機とも考えられます。

赤口の日には吉の時間帯(午前11時~午後1時)を選び、厄払いを行うことが良いとされています。

また、信仰心を持って厄払いに臨むことで、赤口の日に行う厄払いも十分に効果を発揮します。

最後に、厄払いを行う際は神社やお寺に相談し、適切な時間や形式で儀式を行うようにしましょう。

これにより、不安を払拭し、心身ともに清らかな状態で新しい運気を迎えることができます。

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