世の中には、自らを「霊能者」と名乗る人がたくさんいます。
しかし、その全てが本物の霊能力を持っているとは言えません。
むしろ、霊能力がない人のほうが圧倒的に多いでしょう。
お祓いや除霊をしてもらおうと相談したのに、不適切な対応をされてしまい、余計に苦しい思いをしたという方の話もよく聞きます。
霊能者には資格というものがありませんし、目の前でそれを証明することもできません。
しかし、あなたの気持ちに寄り添い、受け止め、よい方向へと導いてくれる霊能者は必ずいます。
では、本当に信頼できる霊能者に出会うためにはどうすればよいのでしょうか。
まずは本物の霊能者とはどのような人なのか、そして本物ではない霊能者を見極めるポイントについて知ってほしいと思います。
お祓いや除霊を依頼する時に、ぜひ参考にしてください。
霊能者とはこの世と別次元にアクセスできる能力を持つ人のこと
霊能者は、霊視、つまり霊界や守護霊、高次元といった、この世とは別次元にアクセスしてメッセージを受け取り、それを伝える役割を担っています。
そして、別次元にアクセスできる能力のことを、霊能力と言います。
本物の霊能者の特徴
①霊能者も人間である
まず最初に覚えておいていただきたいのが、霊能者も一人の人間である、ということです。
霊能者は全能の神ではありません。ですから、恐れたり崇めたりする必要はありません。
そして、神ではない故に、「霊能者だから私の全てを受け入れてくれるだろう」「自分は何もしなくても霊能者が救ってくれる」という考えは良くありません。
あくまでも真摯に素直に、人間同士の関係を築こうとするところから霊視は始まります。
②落ち着いた雰囲気を持っている
本物の霊能者は、幼い頃から普通の人には見えないものが見えています。
未来を見通すことができるため、常に落ち着いていて、相談者の前で焦ったり不安になったりすることはありません。自分に自信があるため、やたらとおしゃべりになったり自慢をしたり、相談者の言葉をさえぎってまで自分の意見を主張することもないでしょう。
また、自分のこともよく見えているので、いつも自然体です。
偉く見せようと着飾ったり、相手を威圧するような態度はとりません。
③あれこれ質問しない
霊能者は、相談者の悩みや不安をしっかり聞いて気持ちを受け止めてくれますが、言いたくないことまで根ほり葉ほり聞くようなことはしません。
霊能者を騙る人ほど、生い立ちや家族関係、過去の辛い出来事などを事細かに知りたがるものです。
本物の霊能力を持った人なら、話をあれこれ聞かずとも、問題を解決に導く真実のアドバイスをしてくれます。
④甘い言葉ばかりを言わない
霊能者は、相談者の守護霊を霊視し、真実のメッセージを相談者に伝えます。
それは相談者が望む言葉ではないかもしれません。なぜなら、問題を解決するには、相談者自身の素直さや努力が必要な場合が多いからです。
たとえば「このパワーストーンさえ身につけておけば何もかもうまくいく」という甘い結論は出てこないでしょう。
しかし、耳ざわりがよいだけの言葉のほうが受け入れられやすいため、偽の霊能者は甘い言葉を使いがちです。
⑤怖がらせない
相談者の辛さや苦しさを、本物の霊能者はちゃんと分かっています。
また、苦しむ人を助けたい、と心から思っています。
ですから、不必要に相談者を責め立てたり怖がらせたりはしませんし、「これをしなければ不幸になる」と脅すようなこともありません。
また、霊視の途中に相談者の体を傷つけるようなことも決してしません。
このように、心や体に痛みを与えて相手を追い詰めるような行為は、相手を意のままに操ろうとするマインドコントロールでよく見られる手法です。
⑥鑑定料金が高すぎない
霊能力というのは、生まれもった力です。
霊能者の多くは、その力に自ら気づき、それを人のために役立てたいという気持ちから霊視を行っています。
もちろん、霊能者もボランティアでは生活できないので、一定の料金はかかりますが、単なる金儲けのツールとして自らの力を使っているわけではないのです。
ましてや石や数珠を売りつけるような霊感商法は行いません。
会う前に霊能者かどうかを見極めるには
霊視をしてもらった後に「やっぱり霊能者ではなかった」と判断できても、霊視時に心を傷つけられたり、高い金額を請求されたりした後では遅いです。
そこで、霊視鑑定を依頼する前に、ぜひ下記のようなポイントをチェックしてみてください。
高額すぎる霊視の鑑定料金
前述したように、あまりに高い金額の場合はビジネスとして霊視を行っている場合があります。
例えば、相談料だけで5万円もする、というような高額な料金設定の場合はやめておいたほうが良いでしょう。
自慢や他人の悪口を書くような文章を書く人
ホームページやブログなどを開設している場合は、文章を読んでみてください。
自慢や他者の悪口を書いているなら、それは自信のない人か、相談者を陥れようとしている可能性が高いです。
本物の霊能者とは言えないでしょう。
事前に電話にて話を聞いてくれる人かをチェックする
上記のようなポイントをチェックしても分からない場合は、一度電話をしてみることをおすすめします。
声や話し方には、少なからず人となりが表れるものです。
せかせかとして落ち着きのない様子はないか、威圧感を与えるような話し方はしないか、こちらの話をちゃんと聞いてくれるか、といったところをご自身で確かめてみてください。
自分自身と、あなたが選んだ霊能者を信じてください。
本物の霊能者を見極めるポイントをいくつかご紹介しましたが、何よりも大切にしてほしいのは、あなたが「この人は信頼できる」と感じた人に霊視鑑定を依頼をすることです。
細かなことにこだわりすぎずると、真実は見えなくなります。
また、不信感が心にあると、霊能者がアドバイスをしても受け入れることができず、うまくいきません。
第一印象や直感を信じるというのも、一つの方法なのです。
霊能者は時にあなたにとって厳しい真実を告げることもあります。
しかし、本物の霊能者はそのことであなたを責めたりはしません。
ともに、解決に向かって歩む力をくれるはずです。
”人と人”として真摯に向き合えば、必ずよい方向へと向かうことがでるでしょう。