多重人格と霊の関係とは?スピリチュアルと精神世界の境界線を専門家の住職が解説

水野行清

多重人格(解離性同一性障害)と霊的な存在や憑依現象との関係について、気になったことはありませんか?

「これは病気なのか、それとも霊の影響なのか」と迷う人は少なくありません。

現代医学とスピリチュアルの間にある“見えない境界線”をどのように捉えるべきなのでしょうか。

本記事では、精神世界に精通した住職が、宗教的・霊的視点から多重人格と霊の関係を分かりやすく解説します。

スピリチュアルに関心がある方や、心の問題に向き合っている方にとって、深い気づきとなる内容をお届けします。

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目次

多重人格は本当に存在するのか?霊との関係と現実を検証

多重人格、現在の医学的名称では「解離性同一性障害(DID)」と呼ばれるこの現象は、ひとつの身体に複数の人格が存在するという不可解な症状です。

科学的には、過去の深いトラウマや心的外傷が引き金となり、心が現実を乗り越えるために複数の人格を作り出すとされています。 

しかし一方で、スピリチュアルな世界では「これは霊的な憑依ではないか?」と解釈されるケースも少なくありません。

中には、人格のひとつがまるで別人のように話し、霊的な存在との交信を主張する事例も報告されています。

果たしてこれらは本当に心の問題だけで説明できるのでしょうか?

それとも、目に見えない“何か”が関与しているのでしょうか。今回は、医療と霊的視点の両面から、この不可思議な現象の本質に迫ります。

多重人格の特徴とは?行動・言動・思考のパターンを解説

多重人格(解離性同一性障害)を持つ人々には、一般的な性格の変化とは異なる独特な特徴が見られます。

まず注目すべきは、「人格交代」と呼ばれる現象です。突然、話し方や声のトーン、表情が劇的に変わり、まるで別人になったかのような振る舞いを見せます。

ある人格は大人しく冷静である一方、別の人格は攻撃的で幼い口調を使うこともあります。また、人格ごとに記憶が共有されない「記憶の断絶」も特徴的です。

本人は自分がした行動や会話の内容を覚えていないことがあり、それが混乱や日常生活の支障に繋がります。

思考のパターンにも違いがあり、価値観や趣味、言葉遣い、さらには利き手まで異なるケースもあるのです。

これらの行動や思考の変化は、周囲に強い違和感を与えるため、単なる気分の浮き沈みとは明確に区別されます。

二重人格が切り替わる瞬間とは?表情や態度の変化に注目

二重人格(解離性同一性障害)の人が人格を切り替える瞬間は、しばしば周囲に強烈な印象を与えます。

その変化は一瞬で訪れ、表情、声色、姿勢、言葉遣いがまるで別人のように変わります。

たとえば、穏やかだった人が突然怒りっぽくなったり、子どものような甘えた口調に変わったりすることがあります。

目の焦点が一瞬ぼやけるような動きや、無言の間のあとに別人格が現れることもあり、これが「スイッチング(切り替え)」と呼ばれる現象です。

ストレスや特定の言葉、状況が引き金になることが多く、本人にはその瞬間の記憶が残っていない場合もあります。

スピリチュアルな視点では、この変化を“霊的存在の介入”と捉えることもあり、表情の変化に魂や波動の影響を感じ取る人もいます。

人格の切り替わりは、単なる気分の変動ではなく、深い内面世界の現れといえるでしょう。

二重人格で顔が変わる?見た目に現れる霊的・心理的サイン

二重人格の切り替わり時に、「顔つきがまるで別人のように変わる」と語る人は少なくありません。

これは単なる印象の問題ではなく、表情筋の動き、目の輝き、姿勢や全体の雰囲気までもが変化するため、周囲は本当に別の人物と接しているかのように感じるのです。

心理学的には、異なる人格ごとに感情や思考パターンが変わるため、それが無意識に顔の印象にも影響するとされます。

しかし、スピリチュアルな視点では、この変化を「霊的な存在が表面化している兆し」と捉えることがあります。

特に目の表情に注目されることが多く、「目の奥が違う」「視線が冷たい」など、霊的な干渉を感じ取る人もいるのです。

顔が変わるという現象は、単なる演技や気分の変化では説明できない深い領域に関わっており、心理と霊性が交差する神秘的なサインとも言えるでしょう。

多重人格と憑依型の違いとは?霊が引き起こすケースを住職が解説

多重人格(解離性同一性障害)と、霊的な憑依現象は、外見上よく似た症状を示すことがあります。

突然別人のような口調や態度になったり、記憶を失ったりする点では共通していますが、その本質は異なります。

多重人格は主に心の深い傷やトラウマによって自己を守るために人格が分裂する心理的現象です。一方、憑依型は外部からの霊的な存在がその人の意識や身体に影響を与えている状態とされます。

私の経験によれば、憑依が関与している場合、人格の変化と同時に部屋の空気が重くなったり、本人の声質や語る内容に異常な知識や霊的な要素が現れることが多いといいます。

つまり、多重人格は内側の分裂、憑依は外部の介入という違いがあり、見分けるには精神的・霊的な両面からの冷静な判断が求められるのです。

解離性同一性障害と憑依型の共通点と相違点をスピリチュアル視点で見る

解離性同一性障害(DID)と霊的な憑依現象には、外見的に似通った特徴が多く、見極めが難しい場合があります。

たとえば、どちらも人格が突然入れ替わったような言動や記憶の断絶が見られ、周囲には“別人”のように映るのが共通点です。

しかしスピリチュアルな視点では、解離性同一性障害は心の深層にあるトラウマや未解決の感情が引き起こす「内的な現象」であり、自己防衛として生まれたもう一人の“自分”とされます。

一方、憑依型は「外部からの霊的なエネルギー」が意識に入り込む現象であり、しばしば本人とは無関係な存在が言葉や行動に現れる点で異なります。

霊的なエネルギーを敏感に感じ取る人は、空気の変化や目の光、声の波動からその違いを察知するとされ、スピリチュアルな観点から両者を識別する術が存在します。

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解離性同一性障害は思い込みなのか?霊的背景との関係を探る

解離性同一性障害(DID)は、しばしば「作り話では?」「思い込みなのでは?」といった誤解を受けることがあります。

しかし、医学的には重度の心的外傷やトラウマ体験が原因で、自我が分裂し複数の人格が生まれるという明確な診断基準があります。

一方で、スピリチュアルな視点からは、過去世の影響や未浄化の霊的存在が関与している可能性も否定できないとされています。

例えば、特定の人格が古い時代の口調を使ったり、自分では知るはずのない知識を話すようなケースでは、単なる心理現象では説明が難しいと感じる人もいます。

霊能者の中には、DIDと見られる症状の背後に“霊的干渉”を感じ取ることもあるといいます。

つまり、解離性同一性障害は単なる思い込みとは言えず、心理的・霊的な両面から理解を深めることが重要なのです。

多重人格はわざとなのか?演技との見分け方とその背景

多重人格(解離性同一性障害)を目の当たりにした人の中には、「これは演技なのでは?」「本当にわざとやっているのでは?」

と疑問を持つことがあります。確かに、人格が切り替わった際の言動や態度の急変は劇的であり、演技のように見える場合もあります。

しかし、専門的な視点から見ると、本人が意図的に操作できるものではなく、無意識下で起こっている深刻な精神的メカニズムであることが多いのです。

演技との大きな違いは、記憶の断絶や人格ごとに異なる言語パターン、趣味嗜好、利き手の違いなど、細部にまで及ぶ一貫性のある変化にあります。

また、スピリチュアルな視点では、演技にはないエネルギーの変化や波動の違いが感じ取れるとも言われます。

つまり、多重人格は「わざと」ではなく、心の奥深くにある痛みや防衛本能からくる現象であり、その背景には複雑な精神的・霊的要因が存在しているのです。

多重人格は嘘臭い?信じられない言動の真相を検証

多重人格(解離性同一性障害)という言葉を耳にすると、「本当にそんなことがあるのか?」「どこか嘘臭い」と感じる人も少なくありません。

実際、突然子どものような言動になったり、まるで別人のように話し出す姿を見れば、演技や虚言を疑いたくなるのも無理はありません。

しかし、臨床の現場では、人格ごとに記憶が分断されていたり、知識や振る舞いが明らかに異なるなど、単なる作り話では説明がつかない事例が数多く報告されています。

さらに、精神科医の診断や脳の反応を測定する研究により、多重人格が脳の機能的変化と関係していることも明らかになってきました。

スピリチュアルな視点からは、「本来の魂とは異なる意識が一時的に前面に出ている状態」と解釈されることもあり、嘘ではなく“別の真実”がそこに存在している可能性もあるのです。

信じられないような言動の背後には、心と魂の深い叫びが隠れているのかもしれません。

多重人格は嘘を見抜けるのか?人格同士の関係と心理的トリック

多重人格(解離性同一性障害)の症状を目の当たりにすると、周囲の人々は「これは本当に別の人格なのか?」と疑問に思うことがあります。

特に、人格が交代する瞬間に不自然な言動や振る舞いが見られると、演技や嘘だと感じることもあるでしょう。

しかし、心理学的には、多重人格は嘘をつくために意図的に演じるものではなく、無意識的に起こる現象です。

人格ごとに記憶が断絶しているため、異なる人格同士が“連携”を取って嘘をつくことは極めて難しいのです。

むしろ、各人格は互いに認識していないことが多く、相互に調整や協力を行うことはありません。

スピリチュアルな視点では、異なる人格同士がそれぞれの役割や過去の傷を引き受けているとされ、これらの“役割”が交代する際に自然な変化が生じます。

したがって、人格が交代する瞬間に見られる不自然さや奇妙な言動は、嘘や演技ではなく、深層心理が引き起こす複雑なトリックであると言えるでしょう。

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