日本には、厄除けのご利益が特に強いとされる神社や寺院が数多く存在しますが、その中でも「日本三大厄除け神社」として広く知られているのが、西宮神社(兵庫県)、佐野厄除け大師(栃木県)、そして門戸厄神 東光寺(兵庫県)です。
これらの神社や寺院は、厄年に訪れることで厄を祓い、災厄を避けるご利益を得るために、多くの参拝者が訪れる日本を代表する厄除けの聖地です。
ここでは、それぞれの神社や寺院の歴史や特徴、厄除けのご利益について詳しく紹介します。
西宮神社(にしのみやじんじゃ)
場所:兵庫県西宮市
西宮神社は、日本でも有数の厄除けと商売繁盛の神社として知られており、全国から多くの参拝者が訪れます。
神社のご祭神は、七福神の一柱である「蛭子神(えびすのかみ)」で、商売繁盛の神として有名です。
しかし、商売繁盛だけでなく、厄除けや家内安全のご利益を求める人々も非常に多く、特に厄年を迎えた人々にとって重要な参拝場所となっています。
西宮神社で最も有名な祭りは、毎年1月に行われる「十日えびす」です。
この祭りは商売繁盛の神事として知られており、福を授かるために全国から多くの参拝者が訪れます。
その一環として「福男選び」が行われ、開門と同時に参拝者が一斉に本殿へ駆け込む風景は、毎年メディアでも取り上げられるほど有名です。
ご利益:
• 厄除け
• 商売繁盛
• 家内安全
西宮神社の厄除け祈願は、特に厄年を迎える人々にとって重要な儀式とされています。
参拝者は、厄年に訪れる災厄を祓い、平穏な年を過ごすための祈願を行い、神社から授与されるお札やお守りを持ち帰ることで、神様の加護を受けるとされています。
佐野厄除け大師(さのやくよけだいし)
場所:栃木県佐野市
関東地方で特に有名な厄除けの寺院が、栃木県にある佐野厄除け大師です。
正式名称は「惣宗寺(そうしゅうじ)」で、天台宗の寺院として、厄除けや災難除けのご利益があることで広く知られています。
不動明王を本尊とし、その強力な力によって災いを退けると信じられており、毎年多くの人々が厄除け祈願に訪れます。
佐野厄除け大師の歴史は古く、平安時代に開かれたとされます。
特に関東地方では「厄除けの大師」として高い信仰を集め、厄年に限らず、人生の転機や節目で厄除けを祈願する参拝者が絶えません。
また、お札やお守りは強い浄化の力を持つとされ、家庭や職場に持ち帰ることで厄災を遠ざけるとされています。
ご利益:
• 厄除け
• 交通安全
• 家内安全
佐野厄除け大師は、毎年厄年にあたる人々が厄払いの祈願に訪れることで有名です。
特に、厄除け祈願を行うことで災厄を避け、安心して一年を過ごすための祈りが行われています。
厄除け大師としての信仰が強いこの寺院では、家族全員の健康と安全を願う人々も多く訪れ、平安な生活を送るためのご利益が得られます。
門戸厄神 東光寺(もんどやくじん とうこうじ)
場所:兵庫県西宮市
門戸厄神 東光寺は、兵庫県にある真言宗の寺院で、厄除けの聖地として有名です。
平安時代、弘法大師(空海)が開山したとされるこの寺院は、厄年に災厄を避けるために訪れる参拝者が多く、特に厄年の男性・女性が厄除けを祈願する場所として知られています。
毎年1月18日、19日に行われる「厄除大祭」では、全国から厄年を迎えた参拝者が訪れ、大勢の人々が厄除けを祈願します。
この厄除大祭は、特に厄年にあたる人々にとって重要な行事であり、参加することで厄を払い、幸福を呼び込むとされています。
また、厄年でなくとも、厄除けや病気平癒、交通安全を祈願する参拝者も多く訪れます。
ご利益:
• 厄除け
• 病気平癒
• 交通安全
門戸厄神 東光寺は、厄年の参拝者だけでなく、日常生活での安全を願う人々からも信仰を集めています。
特に、家族の安全や健康、病気の回復を祈願するために訪れる人が多く、厄年に限らず多くのご利益を得ることができる場所です。
まとめ
日本三大厄除け神社として広く知られる西宮神社、佐野厄除け大師、そして門戸厄神 東光寺は、厄年を迎える人々にとって重要な参拝場所です。
これらの神社や寺院は、厄除けの強力なご利益を持ち、災厄を避け、平穏な生活を祈願するために全国から参拝者が訪れます。
厄年や人生の節目にこれらの場所を訪れ、厄除け祈願を行うことで、心身ともに浄化され、より良い未来を築くための強力なサポートが得られることでしょう。