霊を払うには?専門家の住職が解説

水野行清

霊を払う方法は古くから様々な方法が存在し、人々が安心して生活を送るために実践されてきました。

霊的な影響を受けたと感じる場合や、不運が続くとき、悪いエネルギーを取り除きたいときに行われる霊払いの方法について、ここではいくつかの代表的な手段を詳しく解説します。

目次

神社や寺での祓い・お祓い

まず、神社や寺院で行われる正式な祓い(はらい)やお祓い(おはらい)は、霊払いの代表的な方法の一つです。

神職や僧侶が経文や祝詞(のりと)を唱え、神具や仏具を使って、霊的な悪影響や邪気を祓います。

特に、日本の神道では、厄除けや浄化の儀式が行われており、悪霊や悪運を追い払う目的で参拝する人が多いです。

また、仏教でも祈祷を通じて霊を浄化し、心身の平安を取り戻すことができます。

塩の使用による霊払い

塩は、霊的な浄化に非常に強い力を持つとされ、古くから霊払いの一環として使用されてきました。

日本では、特にお清め塩が広く知られており、葬儀の後や霊的な不安を感じた際に、身体に塩を振りかけたり、家の周囲に撒くことで悪霊を寄せ付けない効果があるとされています。

塩風呂に入ることもおすすめです。

風呂に塩を一握り入れて入浴すると、体内の霊的な汚れや負のエネルギーが浄化されると言われています。

お香やアロマテラピーの利用

香りもまた霊払いに効果的です。

特に、パロサントや白檀(びゃくだん)などの香木は、悪霊や邪気を払う強力な効果があるとされています。

パロサントは南米に由来する神聖な香木で、焚くことで空間を清浄化し、悪いエネルギーを除去すると考えられています。

また、アロマテラピーとして使われる精油(エッセンシャルオイル)も、霊的な浄化やリラックスに役立ちます。

特にラベンダーやセージなどの香りは、精神を安定させ、霊的な影響を軽減する効果があるとされます。

言霊や祝詞を唱える

言霊(ことだま)という日本の伝統的な概念では、言葉に宿る力が非常に重要視されています。

祝詞や経文を唱えることで、霊的な浄化を促し、悪霊を遠ざけるとされています。

祝詞の中でも、特に「大祓詞(おおはらえことば)」は、神道において重要な浄化の言葉であり、霊的な悪影響から解放されると信じられています。

これを自宅で唱えたり、専門家に頼んで唱えてもらうことで、霊的な問題を解決することができます。

専門家の助けを借りる

霊的な問題が深刻な場合や、自分自身で対処できないと感じる場合には、霊媒師(れいばいし)や祈祷師(きとうし)などの専門家に依頼するのも有効です。

霊媒師や祈祷師は、霊と直接対話したり、特定の儀式を通じて悪霊を追い払う能力を持つとされています。

これらの専門家の助けを借りることで、より迅速かつ効果的に霊的な浄化を行うことができるでしょう。

身近なアイテムの利用

さらに、日常生活で簡単に取り入れられる霊払いの方法もあります。

例えば、身につけるアイテムとして数珠(じゅず)やお守りを持ち歩くことで、霊的な影響を軽減する効果があります。

また、パワーストーンやクリスタルなども霊的な保護を強化するために使用されることが多く、自分に合った石を選び、身につけたり家に置くことで、邪気を払うことができます。

まとめ

霊を払う方法は多岐にわたりますが、最も重要なのは、自分に合った方法を見つけて継続的に実践することです。

神社や寺での正式な祓いやお祓い、塩や香りを使った浄化、言霊や祝詞の力を借りる方法、さらには専門家に依頼するなど、さまざまな手段を状況に応じて組み合わせることで、より効果的に霊的な問題を解決できるでしょう。

自身の生活環境や信念に基づいた適切な霊払いの方法を取り入れることで、日々の生活に平和と安心を取り戻すことが可能です。

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