お守りだけで厄払いできるの?専門家の住職が解説

水野行清

厄年や不運を避けるために、厄払いは多くの人が実施する神事です。

神社で厄払いを行う以外にも、お守りを持つことで災難を避けられると信じている人も多くいます。

しかし、お守りだけで本当に厄払いができるのでしょうか?

この記事では、お守りによる厄払いの効果と、その正しい使い方について詳しく解説します。

目次

お守りとは?その役割と効果

お守りは、日本の神社や寺院で授けられる小さな袋や飾りで、神様や仏様のご加護を象徴するものです。

一般的には、健康、学業成就、交通安全などの願いを込めたものが多く、厄払いの目的で授かるお守りもあります。

お守りは、持ち主に対して常に神様や仏様の加護を与え、災難や不運から守ってくれる役割を持つとされています。

特に、厄年に入った際には、厄除けのお守りを持ち歩くことで、厄を払う効果があると信じられています。

お守りだけで厄払いできるのか?

お守りだけで厄払いができるのかという疑問に対して、答えは「部分的には可能」です。

お守りには厄除けの効果があり、持ち主を不運から守る力が宿っているとされますが、神社で行われる正式な厄払いの儀式と比べると、その効果は限定的です。

つまり、お守りだけでは完全に厄を払い切ることが難しい場合もあるということです。

お守りは、厄払いの一環としての補助的な役割を果たすと考えるのが良いでしょう。

例えば、厄年に神社で厄払いを行い、その後厄除けのお守りを身につけることで、厄払いの効果を持続させることが期待されます。

また、常にお守りを持ち歩くことで、不運に対する防御力が高まり、災難を未然に防ぐことができるとされています。

お守りの厄払い効果を高める方法

お守りの厄払い効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントがあります。

  • 身につけて持ち歩く
    お守りは、常に持ち歩くことでその効果が発揮されると言われています。バッグやポケットに入れて携帯したり、車に交通安全のお守りを置いたりすることが推奨されます。厄除けのお守りは、特に厄年の期間中は常に持ち歩くことで、災厄から身を守る効果が期待されます。
  • 清潔な場所に保管する
    お守りは神様のご加護を受ける神聖なものなので、汚れたり、破損しないように大切に扱う必要があります。直接肌につけることが難しい場合でも、清潔な袋に入れたり、自分の大切な場所に置くことでその効果を保つことができます。
  • 定期的に神社でお祓いを受ける
    お守りを持っているだけでなく、定期的に神社を訪れ、厄除けのご祈祷を受けることで、お守りの力をより強化することができます。お守りは厄除けの一部であり、神社の儀式と併用することでその効果が高まります。

厄年におけるお守りの重要性

厄年は、人生の中でも特に注意が必要な時期とされており、この時期に厄除けのお守りを持つことは非常に重要です。

厄年にお守りを持つことで、厄年特有の悪い運気を避け、平穏な日々を過ごす助けとなります。

また、厄年の際には神社で厄払いを行い、その後に厄除けのお守りを授かることが推奨されます。

このように、神社で正式に厄払いを受けた後にお守りを持つことで、厄除けの効果をより強固なものにできるのです。

お守りの交換時期

お守りは永遠に持ち続けるものではなく、一定の期間で交換することが望ましいとされています。

一般的には、一年を目安に新しいお守りに交換し、古いお守りは神社に納めることで、神様に感謝の気持ちを表すとされています。

特に厄除けのお守りは、厄年が終わるとその役目を終えますので、新たにお守りを授かるのが良いでしょう。

まとめ

お守りだけで厄払いが完全にできるわけではありませんが、神社での厄払いと併用することで、その効果を強化することができます。

厄除けのお守りは、持ち歩くことで不運を遠ざける力があり、厄年や不運が続くときにはぜひ活用したいものです。

お守りの力を信じ、適切に扱うことで、厄払いの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

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