お祓いの際に使う鈴の名前について、専門家の住職が解説

水野行清

お祓いの際に使われる鈴として、代表的なのは「神楽鈴(かぐらすず)」や「御鈴(おんすず)」です。

これらの鈴は、神道の儀式やお祓いにおいて重要な役割を果たし、神聖な音色で邪気を払い、神々の注意を引き寄せるために使われます。

目次

神楽鈴(かぐらすず)の詳細

  • 神楽鈴とは:
    神楽鈴は、神道の儀式である「神楽(かぐら)」の際に用いられる鈴で、特に巫女(みこ)や神職者が使用します。通常、3個または5個の小さな鈴が棒に取り付けられ、巫女が神楽舞を舞う際に振り鳴らして使います。その清らかな音色は、場を清め、神聖なエネルギーを呼び込むとされています。
  • 使用方法と意味:
    神楽鈴は、巫女が神楽舞を舞う際に振り鳴らされ、その音で神々を歓迎し、儀式の場を清めるために使われます。神楽鈴の音は、神道において神々の世界と人間の世界をつなぐ役割を果たし、儀式の参加者や神職者を浄化し、邪気を祓うと考えられています。鈴の音は、清らかで鋭い音を発するため、悪霊や不浄なものを遠ざける効果があるとされています。
  • 神楽鈴の構造:
    神楽鈴は、木製の棒の先端に複数の小さな鈴が取り付けられた構造を持ちます。これらの鈴は、通常は真鍮や銅で作られており、それぞれが独自の澄んだ音を発します。鈴の数や配置は神社や儀式によって異なる場合があります。

御鈴(おんすず)の詳細

  • 御鈴とは:
    御鈴(おんすず)は、神道の儀式において神職者が使用する鈴の一種で、特にお祓いの際に重要な役割を果たします。御鈴は、持ち手がついた小さな鐘の形をしており、その音色で空間を清め、神聖な雰囲気を醸し出すために使用されます。
  • 使用方法と意味:
    お祓いの際、御鈴は神職者が手に持ち、軽く振ることで使用されます。その音色は、場の浄化とともに、儀式に参加する人々の心を清め、神々の加護を祈るために重要です。特に、悪霊を祓う目的で使用される場合、御鈴の音色は非常に効果的であると信じられています。
  • 御鈴の構造と種類:
    御鈴は、金属で作られており、通常は真鍮や銅、銀などで作られたものが一般的です。鈴の内部には小さな玉が入っており、振ると玉が鈴の内側に当たって音を鳴らします。この音は非常に清らかで響きがよく、遠くまで音が届くため、神聖な空間を保つために適しています。

まとめ

お祓いの際に使われる鈴には、「神楽鈴(かぐらすず)」と「御鈴(おんすず)」があります。

神楽鈴は神楽舞の際に巫女が使用するもので、その音色で場を清め、神々を迎える役割を果たします。

一方、御鈴は神職者が持ち、特にお祓いの際に用いられるもので、その清らかな音で邪気を払い、参加者の心を浄化する目的で使用されます。

どちらの鈴も、神聖な音色を発し、儀式をより神聖で厳粛なものとするために欠かせない存在です。

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