家のお祓いの仕方について、専門家の住職が解説

水野行清

家のお祓いは、新築や引っ越し、リフォーム後などに行われることが多く、家全体を清め、住む人々の安全と幸福を祈願するための儀式です。

ここでは、家のお祓いの具体的な手順や方法について詳しく説明します。

目次

神社を選ぶ

まず、お祓いを依頼する神社を選びます。

家のお祓いは、その土地に縁のある神社や地域で信仰を集めている神社に依頼すると良いでしょう。

また、特定の祈願(家内安全、厄除けなど)に強い神社を選ぶことも有効です。

選んだ神社に連絡し、家のお祓いをお願いできるか確認しましょう。

神職にお祓いを依頼する

神社に依頼すると、神職が自宅に訪問してお祓いを行ってくれます。

訪問の日時を調整し、必要な準備を整えます。

神職が直接訪問できない場合でも、神社でお札やお守りを受け取って、自宅でお祓いを行うことも可能です。

事前の準備

お祓いを行う前に、家全体を掃除して清潔な状態にしておくことが重要です。

特に玄関、リビング、寝室など、人が多く集まる場所を重点的に掃除しましょう。

また、家に古いお札やお守りがある場合は、それらを神社に返納してから新しいものを準備するようにします。

お祓いの当日

神職が自宅に訪問する場合、お祓いは以下のような手順で進められます。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

神職が家全体を清めるために祝詞を奏上します。

祝詞は、神様に家の安全と住む人々の幸福を祈願するための言葉であり、これによって家に宿る穢れや不浄を祓います。

祓串や御幣を使った浄化

神職は、祓串や御幣を用いて、家の各部屋を順番に清めます。

玄関から始めてリビング、寝室、キッチン、浴室など、家のすべての部屋を祓います。

特に、玄関や寝室など重要な場所には、念入りに祓いが行われます。

塩や酒を使った浄化

神職は、塩や酒を撒いて家全体を浄化します。

塩は部屋の四隅に撒かれ、悪いエネルギーを吸収して清めます。

酒は、土地や空間を清浄にするために使用され、特に重要な場所には慎重に撒かれます。

御札とお守りの授与

儀式の最後に、神職から御札やお守りが授与されます。

これらは、家内の中心となる場所、たとえばリビングや玄関などに設置し、家全体を神様の加護で守ります。

お札やお守りの配置

授与された御札やお守りは、家の中でも特に重要な場所に配置します。

玄関の上や、リビング、寝室など、家の中心となる場所に置くのが一般的です。

また、年に一度、お札やお守りを新しいものに交換することで、継続的に家を守ることができます。

自己流でのお祓い方法

神職によるお祓いが難しい場合、自己流でお祓いを行うことも可能です。

  • 塩と酒を使った浄化
    各部屋の四隅に塩を撒き、少量の酒を床に撒くことで簡易的なお祓いができます。玄関や窓際など、外部と接する場所を重点的に清めることが重要です。
  • お香やセージを焚く
    お香やホワイトセージを焚いて、家全体を浄化する方法も効果的です。煙が家の隅々まで行き渡るようにし、特に悪い気が溜まりやすい場所を念入りに浄化します。
  • 音を使った浄化
    鈴や鐘などの音を使って浄化することもできます。音の波動が停滞したエネルギーを動かし、清浄な状態にする効果があります。

お祓いの費用と時間

お祓いの費用は、神社や儀式の規模によって異なりますが、一般的には3万円から5万円程度が相場です。

所要時間は、通常30分から1時間程度です。

家の大きさやお祓いの内容によっても異なるため、事前に神社に確認することをお勧めします。

まとめ

家のお祓いは、新しい生活を清浄な環境で始めるために非常に重要な儀式です。

神職による正式なお祓いを受けることで、家に残った過去の穢れを払い、新しいエネルギーを迎え入れることができます。

また、自己流でお祓いを行う場合でも、正しい方法で浄化を行うことが大切です。

新たな生活を安心して始めるために、ぜひ家のお祓いを検討してみてください。

大阪・京都・神戸・兵庫・関西・全国での
お祓い・除霊(浄霊)相談・霊視鑑定・霊障相談なら水野行清へ

080-3773-8140
目次