米寿の厄払いについて、専門家の住職が解説

水野行清

米寿(べいじゅ)とは、数え年で88歳を迎えることを祝う長寿の祝いの一つです。

日本では、長寿のお祝いとして還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)などがあります。

その中でも、米寿は「米」という漢字が「八十八」と分解できることから、特に88歳の節目を意味しています。

目次

米寿の厄払いとは?

米寿に達した年齢の方が厄年の影響を避けるために行うのが「厄払い」です。

一般的に厄年は、人生の節目であり、健康や運気に注意が必要な時期とされています。

米寿自体は厄年ではありませんが、高齢で体調を崩しやすくなる時期であるため、厄払いを行うことで健康を祈願し、厄を取り除くことが習慣となっています。

米寿の厄払いの方法

  • 神社での厄払い(お祓い)
    米寿の厄払いは、神社での「厄除け祈祷」や「お祓い」が一般的です。厄除け祈祷では、神職が祝詞を読み上げ、悪運を取り除き、長寿と健康を祈願します。多くの神社では、米寿の方のための特別な祈祷やお守りが用意されています。
  • 仏教の寺院での厄除け
    仏教寺院でも厄除けを行うことがあります。僧侶による読経や護摩祈祷を通じて、厄を払い、幸運を祈願します。寺院での厄払いもまた、家族や親戚と共に行い、健康や長寿を祈る場となります。
  • 家庭での厄払い
    家庭で厄払いを行うこともあります。この場合、米寿を迎える方のために家族が集まり、祝いの膳を設けたり、祝いの席でお祈りをするなどして健康と長寿を願います。米寿の祝いとして、黄色い衣装(「還暦」では赤いちゃんちゃんこ、「米寿」では黄色)を贈ることが一般的です。黄色は「黄金」に通じ、長寿や幸運を象徴する色とされています。

米寿の厄払いの意義

米寿の厄払いは、単なる儀式にとどまらず、家族や友人が集まって高齢者の健康と長寿を祝う大切な機会でもあります。

米寿の厄払いを通じて、家族の絆を深めると同時に、88年という長い人生を歩んできた方への感謝と敬意を表すことができます。

厄払いを行う時期

厄払いを行う時期としては、米寿を迎える年の初めや、誕生日に合わせて行うのが一般的です。

また、米寿のお祝いの際に合わせて厄払いを行う場合もあります。

多くの神社や寺院では、年間を通じて厄除けの祈祷を受け付けているため、家族の都合に合わせて行うことが可能です。

米寿の厄払いの費用

厄払いの費用は、神社や寺院によって異なりますが、一般的には5,000円から1万円程度が目安です。

厄除け祈祷の際に授与されるお守りや、祈祷後にいただくお札の費用も含まれることが多いです。

まとめ

米寿の厄払いは、健康と長寿を祈願する重要な儀式です。

神社や寺院での厄除け祈祷を行うことで、88歳という節目を無事に迎え、これからの健康を願うことができます。

また、家族や親戚と共に祝うことで、米寿を迎えた方への感謝と敬意を示す良い機会となるでしょう。

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