仏滅にお祓いは行かない方がいいのか?専門家の住職が解説

水野行清

仏滅(ぶつめつ)は六曜(六輝)と呼ばれる暦の一つで、「仏が滅する日」とされ、最も不吉な日とされています。

仏滅の日には、多くの人々が重要な行事や祝い事を避ける傾向があります。

では、この「仏滅」にお祓いを行うのは避けた方が良いのでしょうか?

仏滅の日にお祓いを行うことの意味や効果について、詳しく見ていきましょう。

目次

仏滅にお祓いを避ける理由

仏滅の日は不吉とされるため、お祓いを仏滅に行うことを避けた方が良いと考える人もいます。

具体的な理由として、以下の点が挙げられます。

不吉な日に行うことへの不安

仏滅は六曜の中で最も運勢が悪い日とされています。

そのため、お祓いという神聖な儀式を仏滅に行うことは、逆に運気を下げてしまうのではないかという不安を持つ人が多いです。

特に、精神的に不安定な状態でお祓いを受けると、気持ちの持ち方によっては逆効果を招く可能性があると信じられています。

お祓いを受ける際には、心の安定が重要であり、仏滅の日に行うことはそれを妨げる要因と見なされる場合があります。

伝統や慣習に基づく考え方

日本の文化や伝統では、日取りを重視する風習が根強くあります。

特に仏滅などの六曜に関しては、古くから「縁起が悪い日」とされ、避けるべき日とされています。

お祓いもこうした文化的背景に従い、仏滅の日を避けるべきと考えられることがあります。

伝統的な考え方では、より吉日とされる大安や先勝の日を選んでお祓いを行う方が良いとされています。

仏滅にお祓いを行うメリット

一方で、仏滅の日にお祓いを行うことには特定のメリットもあります。

以下のような理由で、仏滅にお祓いを行うことを支持する考え方もあります。

運気のリセット効果

仏滅は「物事が一度終わり、新たな始まりを迎える日」と解釈されることもあります。

お祓いの目的は、悪いエネルギーや邪気を取り除くことにあります。

したがって、仏滅という終わりの日にお祓いを行うことで、すべてをリセットし、運気を一新するためのタイミングとしてはむしろ適していると考える人もいます。

この場合、仏滅の日をネガティブに捉えるのではなく、再出発の準備として捉えることができます。

日取りに縛られない信仰心

仏滅の日にお祓いを避けるという考え方は、あくまで縁起を気にする一部の慣習によるものであり、必ずしも宗教的な教義に基づくものではありません。

信仰心が強い人や、日取りについてあまり影響を受けない考えを持つ人にとっては、仏滅であろうとお祓いを行うことに問題はないとされています。

むしろ、信念に基づいてお祓いを行うことが重要だと考えられます。

神社やお寺の意向

実際、多くの神社やお寺では、お祓いの日取りについて特に仏滅を避けるよう指示することは少ないです。

多くの神職者や僧侶は「いつでもお祓いを行うことができる」としており、お祓いの目的が悪い運気や邪気を取り除くことにある以上、日取りはあまり関係ないという見解を持っています。

そのため、信仰に基づく行動を重視する場合、仏滅の日にお祓いを行うことも一つの選択肢となるでしょう。

まとめ

仏滅にお祓いを行うべきかどうかは、個人の信念や価値観、そして状況に応じた判断に委ねられます。

仏滅の日を不吉だと感じる場合は、避けることで精神的な安心感を得られるでしょう。

しかし、一方で、仏滅の日にお祓いを行うことで運気のリセットを期待する人もいます。

最終的には、自分自身の心の状態や信念に従い、適切な判断を下すことが重要です。

また、神社やお寺の方針やアドバイスを参考にすることも一つの方法です。

お祓いを行う目的が運気の浄化や悪いエネルギーの払拭であることを考えれば、仏滅の日にお祓いを行うことが必ずしも悪いとは限りません。

大切なのは、自分自身の心を整え、前向きな気持ちで儀式に臨むことです。

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