強迫性障害とは?原因は?治らない方へ、専門家の住職が解説!

水野行清

強迫性障害が治らない方へ

強迫性障害に悩む方へ、あなたは一人ではありません。症状がすぐには治らない場合も多いですが、多様なサポートが存在します。適切な専門家が助けとなることもあります。絶望せず、自分のペースで向き合いましょう。

目次

強迫性障害とは?

強迫性障害(OCD: Obsessive-Compulsive Disorder)は、不安障害の一種であり、繰り返し出現する不安や恐怖に基づく強迫的な思考や行動を伴う精神疾患です。日本では約1-2%の人が生涯で一度はこの疾患を経験すると言われています。

強迫思考

強迫性障害の特徴的な症状の一つは「強迫思考」です。これは理不尽や非現実的な恐れや不安が頭から離れず、その結果として強迫的な行動を引き起こします。例えば、家族が事故に遭うのではないか、自分が他人を傷つけてしまうのではないかといった不安を何度も繰り返し考えてしまうことが挙げられます。

強迫行動

強迫思考によって引き起こされる行動が「強迫行動」です。これはその不安を和らげるため、または防ぐための行動として繰り返されます。手を何度も洗う、物事を数える、確認を繰り返すなどが典型的です。これらの行動は一時的に安心感を得るために行われますが、長期的には不安を増大させる原因となります。

原因と対策

強迫性障害の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や脳の神経伝達物質の不均衡、過去のトラウマやストレスが関与していると考えられています。治療方法としては、認知行動療法や薬物療法が一般的に推奨されます。早期の診断と適切な治療によって、症状の改善やコントロールが期待できます。

まとめ

強迫性障害は繰り返しの強迫思考とそれに伴う強迫行動を特徴とする疾患です。不安や恐怖が原因となってこれらの症状が現れ、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。早期の対策や治療が重要となりますので、疑わしい症状があれば専門家に相談することをおすすめします。

強迫性障害の症状とは?

強迫性障害(OCD: Obsessive-Compulsive Disorder)は、繰り返しの不安や恐怖に駆られる強迫的な思考やそれを和らげるための行動を繰り返す精神疾患です。以下、強迫性障害の主要な症状について詳しく説明します。

1. 強迫思考

これは理不尽や非現実的な恐れや不安が頭から離れない現象を指します。例えば、「電気のスイッチを切り忘れたのでは?」や「手が十分に清潔ではないのでは?」といった不安が繰り返し浮かぶことが挙げられます。強迫思考は個人によって異なる内容を持ちますが、共通してその不安が常に頭の中を巡り続けることが特徴です。

2. 強迫行動

強迫思考によって引き起こされる繰り返しの行動や儀式を指します。これは、強迫思考による不安を取り除く、または防ぐための行動として行われます。例としては、手を何度も洗う、ドアの鍵を何度も確認する、物を決まった順番や方法で整理するなどが挙げられます。

3. 回避行動

強迫的な不安を感じる特定の状況や物を避ける行動も、強迫性障害の症状の一つとして考えられます。例えば、特定の数字や色を避ける、ある場所や物を接触することを避けるなどの行動がこれに該当します。

4. 知覚的な困難

何かが「正しくない」または「完璧ではない」という感覚に囚われ、それを修正しようとする衝動も強迫性障害の症状の一部としてみられます。例えば、物を完璧に整列させることなどが該当します。

まとめ

強迫性障害は、これらの症状が日常生活に大きな支障をきたすレベルで現れる場合に診断されます。ただし、症状の強度や内容は個人によって異なります。早期の認識と適切な治療が大切ですので、自分自身や周りの人がこれらの症状を持っている場合は、専門家に相談することを強く推奨します。

症状の種類: さまざまな強迫的行動の例

強迫性障害は、特定の思考や行動を繰り返し行うことを特徴とする精神疾患です。強迫的行動はその人の内的な不安や恐怖を一時的に和らげるために行われますが、実際には長期的に不安を増大させる可能性があります。以下、強迫的行動の典型的な例をいくつか紹介します。

1. 洗浄・清潔行動

 手を何度も洗う、体を繰り返しシャワーで洗う、特定の場所や物を何度も拭き取るなど、清潔に関する行動がこのカテゴリに該当します。細菌や汚れへの過度な恐怖が背景にあります。

2. 確認行動

鍵が閉まっているか、電気やガスが消えているか、窓がしっかり閉まっているかなど、何度も確認を繰り返す行動を指します。これは、何かのトラブルや災害を未然に防ぐための安心行動として行われます。

3. 順序・整列行動

物を特定の順番や方向に整える、決まった順番で行動するなどの整理整頓に関する行動です。不均整や乱れに対する不安感が背景に存在します。

4. 数え上げ行動 

一定の物や行動を特定の回数だけ繰り返す、数を数え上げるなど、数字に関連する行動を示すことがあります。この行動には特定の数字への執着や、特定の回数だけ行動することで不安を緩和するという意味合いが含まれています。

5. 反復行動

特定の言葉やフレーズを繰り返し言う、ある動作を何度も繰り返すなど、一定の行動や言葉を何度も反復することです。この行動は、その反復を通じて何かの災厄を避けるという信念が根底にあることが多いです。

まとめ

これらは強迫的行動の一部に過ぎません。実際には、個人の経験や背景、感じる不安によってさまざまな症状が現れることがあります。症状に気付いたら、専門家の助言を求めることで、より適切な対応や治療が可能となります。

強迫性障害の原因とは?

強迫性障害(OCD: Obsessive-Compulsive Disorder)は、強迫的な思考や行動に囚われる精神的な疾患です。その原因には、生物学的、心理的、環境的な要因が絡み合っているとされています。以下、詳しくその原因について探ります。

1. 生物学的要因

-脳の構造と機能

画像診断技術を用いた研究により、強迫性障害の患者の一部において、特定の脳領域の活動異常やサイズの違いが確認されています。

神経伝達物質の不均衡

 セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスが乱れることが、強迫的な行動や思考の原因として考えられています。

2. 遺伝的要因

親や兄弟姉妹に強迫性障害の症状がある場合、その家族の他の成員が同疾患を持つリスクが高まることが示唆されています。これは、遺伝的な要因が関与している可能性を示しています。

3. 心理的要因

過去のトラウマや幼少期の体験が、強迫性障害の発症に影響を及ぼすことがあると考えられています。特に、感じた恐怖や不安を適切に処理できなかった経験が、後に強迫的な思考や行動の原因となることがあります。

4. 環境的要因

感染症や他の身体的疾患、ストレスなどの外部からの要因も、強迫性障害の発症に関与することが考えられています。特に、急激な生活の変化やストレスの多い環境は、症状の発現や悪化を引き起こす可能性があります。

総じて

強迫性障害の原因は一つではなく、複数の要因が絡み合って症状が現れるとされています。早期の認識と専門家のカウンセリングや治療を受けることで、症状の進行を抑えることが可能です。

強迫性障害の治療について

強迫性障害(OCD)は、その症状が個人の日常生活に影響を及ぼすことが多いため、適切な治療が必要とされています。治療のアプローチは主に薬物療法と心理療法の二つに分けられ、患者の症状や状態に応じて最適な方法が選ばれます。以下、治療の詳細について解説します。

1. 薬物療法

– **SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)**: 強迫性障害の治療に一般的に用いられる抗うつ薬で、セロトニンのバランスを整えることで症状の軽減を目指します。

– **三環系抗うつ薬**: 一部の患者に有効とされる薬剤で、SSRIに効果がない場合などに選択されることがあります。

2. 心理療法

– **認知行動療法(CBT)**: 強迫性障害の治療に最も効果的とされる心理療法の一つ。患者が持つ強迫的な思考や行動の背景にある信念や考え方を改善し、新しい考え方や対処法を身につけることを目指します。

– **曝露反応妨害法**: 患者を強迫的な思考や行動の引き金となる刺激に曝露し、その反応を妨害することで、徐々に不安や恐怖の感情を減少させる療法です。

3. 他の治療法

– **深部脳刺激(DBS)**: 重度の強迫性障害で他の治療が効果を示さない場合に検討される治療法。特定の脳領域に電極を埋め込み、電気的な刺激を与えることで症状の改善を試みます。

治療は患者の症状や生活状況に応じて、最も適切な方法が選ばれるべきです。また、強迫性障害の治療は継続的なサポートとフォローアップが重要となるため、専門家との連携を密に取りながら治療を進めることが求められます。

治療しても治らない: 実際の体験談

私は数年前から強迫性障害の症状に悩まされています。手を何度も洗わずにはいられない、ドアを何度も確認しないと安心できない。そんな日常に疲れ果て、治療を求めることを決意しました。

最初は、専門の精神科医に相談し、抗うつ薬を処方されました。しかし、数ヶ月経っても症状の改善は見られませんでした。医師との間でのコミュニケーションも難しく、私の状態を理解してもらうことができないと感じる日々が続きました。

次に試みたのは認知行動療法。毎週のセッションで、私の思考や行動のパターンを分析し、それを変える練習を繰り返しました。しかし、実生活での応用が難しく、セッションの間だけの一時的な安堵が得られる程度でした。治療法を変えるたびに、私の中の希望は薄れていきました。

強迫性障害が改善しない方へ

原因がつかめない体の不調や心の問題、そして不可解な現象。これらに苦しむ方々が、答えを見つけるために頼りにしてきた伝統的な方法として「除霊」があります。

強迫性障害の過去のご相談事例

強迫性障害は多くの人々に影響を及ぼす精神的な障害の一つです。以下は、私に寄せられた実際の相談事例の一部です。

1. 手を洗うことが止められない

    – 相談者:30代 女性

    – 相談内容:日常生活の中で、手を洗わないと安心できなくなってしまった。仕事中や外出先でも、こまめに手を洗っているため肌が荒れてしまっている。家族や友人からも心配され、自分でも困っている。

2. 確認作業の繰り返し

    – 相談者:40代 男性

    – 相談内容:家を出る前や寝る前に、電気やガスのスイッチを何度も確認してしまう。一度確認しても安心できず、何度も戻ってしまう。

3. 不安な思考が頭から離れない

    – 相談者:20代 女性

    – 相談内容:日常の出来事や会話から、自分が他者を傷つけたり、何か悪いことをするのではないかという強迫的な思考が頭から離れない。逐一確認や自己反省を繰り返してしまう。

4. 同じ行動の繰り返し

    – 相談者:50代 男性

    – 相談内容:特定の数字が気になり、その数字に関連する行動(例: 3回繰り返す、3つ数える)を何度も行ってしまう。

まとめ

これらの相談事例は、強迫性障害の多様な症状を反映しています。強迫性障害は一人で抱え込まず、早期の相談が大切です。

過去のご相談事例(その他)

【体調不良について】

原因不明の病気・体調不良が続く・奇病・難病

【精神の不調について】

・統合失調症・うつ病・双極性障害(躁鬱病)、強迫性障害(強迫神経症、不安神経症)、パニック障害、摂食障害(拒食症・過食症)、心身症、チック症・対人恐怖症・自閉症・発達障害・アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、ストレス障害、適応障害、自律神経失調症、

ご相談者様からのお喜びのお手紙

当寺院では初代住職の頃より、約70年にわたり「霊視鑑定・お祓い(除霊)」を専門に行ってまいりました。

その実績は多数のテレビ番組でも紹介されました。中高年の方なら、お昼の人気テレビ番組でもありました『東芝ファミリーホール特ダネ登場!?』 や「3時のあなた」などに出演しておりました、先代住職をご覧になって頂いた方もいらっしゃるかもしれません。

※写真は当寺院第二世 龍泉院日明上人

これまでの除霊実績は多数に上り、ご依頼者様から頂戴した「感謝のお手紙」も、数えきれないほどになりました。

強迫性障害 改善された方の体験談

私は、現在、28歳です。大学生の頃から強迫性障害の症状に悩まされてきました。しかし、今はその症状がかなり改善され、日常生活を快適に過ごしています。

症状が始まったのは、大学2年生の頃。友人との会話中や授業中に、無意味なことばやイメージが頭に浮かび、それを追い出そうとすると、かえって強くなるという現象に悩まされました。また、家に帰ると、電気やガスのスイッチを何度も確認する行動が止められませんでした。

病院を受診した際、強迫性障害と診断されました。初めての治療は薬物療法。抗うつ薬を服用し始めたところ、症状はやや軽減されましたが、副作用での眠気やだるさが気になりました。

そこで、次に試したのが認知行動療法。この療法を通じて、自分の思考や行動のパターンを認識し、それを修正する方法を学びました。セラピストとのセッションを重ねるうちに、強迫的な思考や行動に対する恐怖や避ける傾向が少し改善できました。

最も大きな転機となったのは、水野先生との出会いでした。長年の苦しみの本当の原因が分かりました。今、私は症状がほとんどない状態で日常生活を送っています。水野先生との出会いが私の強迫性障害を乗り越える力となりました。

強迫性障害 改善された方の体験談

私は、強迫性障害の症状に10年以上悩まされてきましたが、今は日常生活を落ち着いて送っています。

20代前半のころ、突然、不安を感じることが増えました。何度もストーブの火を確認したり、鍵のかかり具合を何度もチェックしたり。分かってはいても、確認しないと安心できない状態が続きました。

初めて心療内科を受診したときに、強迫性障害と診断されました。驚きと同時に、この病気が自分の行動の原因だったと知ることで少し安堵しました。最初は抗うつ薬を処方され、症状の軽減を目指しました。しかし、私の場合、薬だけでは十分な効果が得られませんでした。

そこで、認知行動療法を受けることになりました。セラピストとのセッションで、強迫的な行動の背後にある思考や信念を見つめ直すことで、少しずつ症状と向き合う力を得ていきました。

そして、最も大切だったのは妙瀧寺さんにご相談した事です。今、私は仕事や家庭生活を普通に送っています。強迫的な行動もほとんどなくなりました。この経験を通じて、同じ悩みを持つ人には、絶望せず、さまざまなアプローチを試してみることを勧めたいと思います。

その他のご相談者様からのお喜びの声(動画)

➡︎ ご相談者様の声 | 妙瀧寺・水野行清

妙瀧寺住職 水野行清のプロフィール

霊障や霊的な事柄の可能性があると思った場合は、霊能者の家系に生まれたお祓いや除霊の専門家、修業を積んだ妙瀧寺の四代目住職・水野 行清(みずの ぎょうせい)にお気軽にご相談ください。御祈願や御祈祷、お祓いでは解決できないお悩みがある方にも、全力でお力添えいたします。

※基本的には妙瀧寺にお越しいただいてのご相談をお願いしておりますが、昨今の事情もあり、現 在ではLINEのビデオ通話を使用したお祓い・除霊のご相談もお受けしております。

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